2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, 環境, 国際理解, 福祉, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、「中高生が中心となる地域コミュニティのつながり」を活動テーマとして、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野の中でもとりわけ「地球市民」「持続可能な開発及びライフスタイル」「異文化学習」をキーワードとし、グローカルな視点と学内外の学びをつなげる力の育成を目標とした。今年度は①SDGs研究・啓蒙活動、②国際交流事業、③地域連携に注力をし、活動してきた。

①については、本校の中学1年生が取り組んでいるArtmile ProjectのKick-offイベントとして、SDGsに親しむとともに、世界や自分とのつながりについて考えるワークショップ(カードゲームおよびフォトランゲージ)を提供した(写真右側)。また、茨木市教育委員会主催の「青少年による青少年のためのイベント」において、市内の小学生に対して、SDGsに親しんでもらう目的で、SDGs人生ゲームを出展した(写真左側)。

②については、レゴ社のCOP26に向けた世界的な取り組みのspin-off企画としてデンマーク大使館が主催した循環経済対話フォーラムにおいて、3つの提案(ノントレー推奨・代替肉推奨・民主主義教育の推進)およびユネスコ部の活動について紹介をし、他校の参加者とディスカッションをした。

③については、子ども食堂のボランティア参加を中心に、社会とつながった学びに取り組んでいる。茨木市内のみならず、西成まで足を延ばしたり、文化祭に向けては運営されている方々にインタビューをし、日々の活動紹介とあわせて展示発表をした。そんな効果もあって、ユネスコ部外の一般生徒も巻き込んで活動することができた。また、2月には地域のこども園の防災訓練において、ユネスコ部が考案したワークショップを提供する予定である。地域社会とのつながりをさらに深めつつ、中高生の若い力が中心となって「強いコミュニティ」を地域に作ることで、中高生が社会の担い手であるということを自覚できるような教育プログラムのモデルを作りたいと考えている。

コロナ禍を言い訳にせず、学校の外の世界とつながることで見えてくる世界があり、また人脈が広がることで新たな可能性を見出すことができることを生徒たちが実感できていることが、2021年の何よりの収穫だった。

来年度の活動計画

2月1日 認定こども園ちとせ学院にて、防災ワークショップの出展

2月15日~ Alfrink College(オランダ)主催模擬国連オンライン参加

3月   Artmile壁画完成

5月   茨木市「あつまれ!ボランティア」出展

6月~  Artmile Project参加 SDGs出前授業実施

6月~  LEGO社主催Children call for action on climate change for COP27参加

12月  「青少年による青少年のためのイベント」出展

 

その他、時期は未定であるが

・中学生対象 防災/福祉研修

 

通年の定期的な取り組みとして

・海外校との連携授業(アメリカ・オランダ・韓国など)

・子ども食堂ボランティア参加

を予定している。