2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

2020年度(令和2年度)は、例年とは異なる年度始まりであった。6月の入学式、学校行事の度重なる中止、ユネスコスクールとしての交流活動が皆無である中、今できることを行う。これは、生徒から発声された言葉である。さらに、行事がない中でも、11月には、平和を考える会では、「オリンピックと平和」をテーマとした生徒による発表会を行った。さらに、ESDを改めて考える時間を持つことができ、校内研修で「六中式単元指導過程」を完成することができた。学校全体でSDGsカレンダーを見直し、単元ごとにエッセンシャルクエスチョンを立て、生徒に永続的な問いを掲げることで、学びを主体的、能動的にさせることができた。さらに、「主体的・対話的で深い学び」を促す手立てを考え、生徒は単元の最後に自己評価を「六中ESDルーブリック」で行った。この指導過程を、今年度は国立教育政策研究所の教育課程推進として、発表することができた。全国に発信することで、より汎用性の高いものになったと考える。

SDGsカレンダーは本校に一昨年度いらしたモロッコ王国ララ・ハスナ王女により、モロッコの教育関係に広まるまでになった。また、六中式単元指導過程は、バンコク・ユネスコのホームページに掲載されている。

地球規模の課題を中学生が自分事としてとらえ、内発的変容につながっている。

 

来年度の活動計画

来年度からは、徐々に平静を取り戻し、できることから進めていく。

4月 校内研修オリエンテーション 新入生ESDオリエンテーション 学校防災訓練(校内で縮小した形で実施する予定)

6月 運動会(生徒の団結、責任、協力を促す行事である。改めて行事の学びの大きさに気づかされた)

7月 校内研修 研究授業(3分科会による研究協議)六中単元指導過程の検証と見直し

8・9月 東京パラリンピック2020を観戦(平和と文化、健康について学ぶ)

10月 修学旅行(被災地を見学)

11月 平和を考える会(平和学習、本校独自の毎年恒例行事)

1月 小中一貫教育研究授業

2月 校内研究授業

3月 学習成果発表会