2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 平和, 人権, 福祉, 健康

本校は「愛いき よりよい未来を共に生きよう」を活動のテーマとし、ESDを周りの人や地域社会に目を向けた課題解決学習と捉え、ESDの実践を通して他者や地域・社会とのつながりを尊重し、主体的に行動しようとする態度の育成を目標とした。

具体的には総合的な学習の時間に1年生の「高齢者福祉学習」2年生の「職場体験学習」を位置づけ、地域と協働しながら実施している。また、生徒会活動において、JRCユネスコ委員会が中心となり、リサイクル活動や募金活動等のボランティア活動を企画運営し、全校体制で取り組んでいる。

①1年生 高齢者福祉学習
『高齢者擬似体験』高齢になると体がどのような状態になるかを体験した。
『福祉学習』どのようなサポートの仕方をすればよいのか学習した。
『地域5つの福祉施設を訪問』実際に高齢者の方々とふれあい体験を行った。
『認知症サポーター養成講座』認知症の人への言葉がけの仕方を学習した。相手の気持ちを認めて接することの大切さを知り、高齢化社会を共に幸せに生きる力を育てた。

②2年生 職場体験学習
『働く人に聞く会』を実施し、地域で働く大人から、やりがいや苦労、仕事をする上での心構え等を学んだ。
『マナーアップ教室』地元企業から講師を迎えて実施し、あいさつの仕方、電話のかけ方等を実践的に学習した。
『チャレンジウィーク』市内36事業所の協力を得て5日間の体験学習を行った。これらの学習を通して体験的に生き方について学んだ。

③JRCユネスコ委員会を中心としたボランティア活動
『アルミ缶回収』おじいちゃん、おばあちゃん、子どもたちに笑顔を届けようを合い言葉に、回収した収益金で地域の福祉施設に車椅子を贈呈したり、地域の保育園に色画用紙を贈呈したりした。(写真:H30.12.12(水)上毛新聞の記事より)

『牛乳パック・ペットキャップ・プルタブの回収』
アジアの子ども達の教育の充実を目指している、藤岡市ボランティアネットワークセンター「ウィズ」と連携をとり、牛乳パック、プルタブ、ペットキャップ回収活動を呼びかけ実施した。
『募金活動』西日本豪雨のニュースを聞いて、自主的に支援募金を計画・実施し、日本赤十字社群馬県支部に届けた。
『1円玉募金・書き損じはがき回収』世界寺子屋運動について調べ、ユネスコ委員が生徒集会で全校生徒に呼びかけ、実施した。
『夏休みちょボラ』全校生徒一人一人が地域清掃・福祉施設手伝い・保育園手伝いなど自分で計画し、実施した。

④地域清掃活動
校区内のゴミ拾いを保護者や地域の民生委員さん、地域の高校生と一緒に実施した。
(写真:活動の様子)

来年度の活動計画

本校は次年度よりコミュニティ・スクールとして教育課程を実施していく。学校・家庭・地域が一体となって「夢に向かって輝く子」の育成に努めていくこととなる。ボランティアの取組を地域に発信することにより、諸活動の中に学校支援ボランティアの参加を促し、協力の輪を広げるなど、学校・家庭・地域との協働により子どもたちの学力向及び健全育成に努める。
 また、ESDの活動を計画的に実施し、コミュニケーション力、自分の考えを述べる力、協働して課題を解決する力などを育て、地域を愛し、地域に貢献できる人材の育成につなげていきたい。