所在地 | 〒837-0924 福岡県大牟田市大字歴木1150番地 |
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電話番号 | 0944-53-6037 |
ホームページ | https://www.e-net21.city.omuta.fukuoka.jp/miki-jh/annnai.html |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
減災・防災, 気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉, その他の関連分野
(旧)大牟田市立田隈中学校
本校は、「相手意識を持ち、自ら考え、協働して課題の解決を図ろうとする生徒の育成」を目標に、持続可能な開発のための教育目標として、問題解決力、体系的な思考力(問題や現象の背景の理解、多面的・総合的なものの見方)を育て、持続可能な発展に関する価値観を見出す力を身につけ、ESDを大きな夢を抱き未来を創る子どもの育成と捉え、ESDの実践を通して、普段の学校生活や自分の将来の人生設計にも生かし、人々の役に立つような仕事をしたいと思えるような志を持った進路の実現に繋げている。今年度は大牟田市内の代表で発表を行った。
令和2年に発生した大牟田市豪雨災害を教訓に、実際に災害に遭った時、どういう対応をとればいいのか、市役所の方や消防署の方に来ていただいて、体験的な学習を行った。災害の種類や「自助・公助・共助」の三助といった防災・減災に関する基礎知識について理解を深めた。その発展の場として、実際に使われる段ボールベットや簡易テントを組み立てて、避難所の雰囲気を体験することができた。また、グループワークでは、非常持ち出し袋の中身について班で考え、その後全体での交流を通して、自然災害を身近なこととして捉え、自分のこととして学習を深めた。
福祉学習として、車いすバスケットとボッチャに挑戦しました。実際に車いすの体験を通して、その操作の難しさを学びました。
講師としてお越しいただいた方に、車いす生活での、困難なことなどを学びました。
「障がい」は人が作るものであり、考え方や工夫次第で取り除くことができる。ということを学びました。広い視野を持ち、相手の立場に立って物事を考えることが大切だと学びました。
大牟田市消防本部より講師に来ていただき、実習を行った。心臓マッサージ(胸骨圧迫)、異物を詰まらせたときの背部殴打法、腹部突き上げ法、AEDの使用方法を学習しました。受講を通して1番大切なことは「助けようとする勇気」だと思いました。「誰かがしてくれるだろう」ではなく、「自分がやるんだ」という強い勇気をもって、もしも事故に遭遇したならば、焦らずに落ち着いて行動したいと思いました。
(旧)大牟田市立歴木中学校
本校は、来年度近隣の学校との再編が予定されている。本年度は、歴木中学校最後の年として、「気づく・つながる・創り出す」をキーワードに、歴木中学校の歴史の重みを振り返り、学校の教育活動全体を通して体験活動を数多く取り入れ、ESDに取り組んでいる。1年生では福祉体験、企業見学、2年生では職場体験、修学旅行での伝統文化の体験、3年生では保育体験を実施するほか、「先輩に学ぶ」、「食育」等ゲストティーチャーを招いての学習も数多く行っている。こうした学習によって、人権意識の涵養や多様性への理解を深め、社会問題への関心を高めるとともに、自らの生き方を見つめ直す機会となっている。
○ 「KUNUGI ART PROJECT」その1(福祉用具体験、高齢者疑似体験)
本校1年の福祉体験学習は、「KUNUGI ART PROJECT」として地域の福祉施設、地域包括支援センター、社会福祉協議会等の協力を得て、以前から実施している。今年度は、福祉用具体験、高齢者疑似体験、福祉施設職員の方をゲストティーチャーに招いてのグループワーク、福祉施設訪問を実施した。福祉用具体験では、手動の車椅子、電動の車椅子、電動カート、歩行器、移乗スライディングボード、リフト車の乗降等を体験した。高齢者疑似体験では、前屈み姿勢体験ベルト、イヤーマフ、視野狭窄ゴーグル等を装着し、高齢者の抱えている日常生活課題を学んだ。
○ 「KUNUGI ART PROJECT」その2(地域の福祉施設職員によるグループワーク)
特別養護老人ホーム、デイサービス(リハビリ特化型、病院併設等)、小規模多機能施設等、地域の福祉施設の職員の方をゲストティーチャーとしてお招きし、6つのグループに分かれてグループワークを実施した。「認知症とはどんな病気か?」「高齢者と接する時の心構え」「どんな人が利用しているのか?」等、それぞれのグループで学んだことを模造紙にまとめ、グループごとに発表を行ったほか、廊下に掲示して、他のグループが学習した内容についても学び合いを行った。
○ 「KUNUGI ART PROJECT」その3(福祉施設訪問)
3~4人1組のグループに分かれて、地域の福祉施設を訪問した(計12施設)。各福祉施設では、高齢者と生徒が一緒にパネルを作成し、交流を深めた。今年度のパネルのテーマは「再会」。パネルの作成を通して、高齢者と会話をしたり共同作業をしたりすることができた。また、事前に熱心に準備を行い、当日ダンスを披露したり、メッセージカードを利用者さんに渡したりしていたグループもあった。生徒は、「高齢の方にとっては、創作活動が手先の訓練やリハビリになっているのだということを学んだ。」、「スタッフの皆様が、ご利用者の方に寄り添って一緒に歩いている姿が印象に残った。」など、交流を通して新たな気づきを得ることができた。
(旧)大牟田市立白光中学校
本校では、「自ら学び、認め合い、ねばり強く取り組む子どもの育成」を学校教育目標として、ESDを、全教職員の共通理解のもと「すべての人が質の高い教育の恩恵を享受し、また、持続可能な開発のために求められる原則、価値観及び行動が、あらゆる教育や学びの場に取り込まれ、環境、経済、社会の面において持続可能な将来が実現できるような行動の変革をもたらすこと」を目標としている。
主な活動として、○福祉○将来に向けて○防災・減災を中心に、互いに支え合いながら、社会が成り立っていることを学び、中学生の今、何をすべきか考え行動に移せる生徒の育成を目指している。
○ 「福祉について」
1年生の総合的な学習の時間で「誰もが安心して暮らせる社会になるために」福祉を学んだ。
公益社団法人福岡県介護福祉士会の方から介護・医療などを学び、介護を受ける高齢者の疑似体験を通して、自分たちがいろんな人たちから支えられていることに気づくことができた。さらに、将来福祉に関わる資格取得やボランティア活動など自分たちにできることはないかを考えるきっかけになった。また、認知症について学習し、みんなが支え合って生活をしていること、自分たちにできることは何かを学習した。
○「防災学習」
2年生の総合的な学習の時間では災害に対する備えについて学習した。
大牟田市防災危機管理対策室の方々をゲストティーチャーとして招き、校区の地理的条件から考えられる災害を知り、避難所で地域の方と助け合う「共助」について学び、防災食づくり・簡易トイレ組み立て・担架搬送体験・災害時用テント設営などの体験学習を行った。そして、いつ起こるか分からない災害に対して、適切に意思決定し行動選択ができる力を涵養し、能動的に防災に対応しようとする態度を育成した。
○「心肺蘇生法」
3年生は総合的な学習の時間と保健体育の授業の一貫として心肺蘇生法を学んだ。
救急救命士をゲストティーチャーに招き、事故発生時の心臓マッサージやAEDの使い方などを学び実践することができた。いつ自然災害が起きてもおかしくない環境になっている中で、どんなときでも冷静に勇気を持って対応できるようになってもらいたい。
来年度の活動計画
(旧)大牟田市立田隈中学校
これからもたくさんの体験活動やゲストティーチャーを招いての活動を設定していきたい。
1学年は、防災・減災と福祉学習に係わる活動
防災学習では、さまざまな災害を想定した学習(SDGs3,8,11)
地域学習では、大牟田検定による学習(SDGs9,11)
2学年は、キャリア学習と世界遺産に係わる活動
福祉学習では、GTを招いての車いす体験学習(SDGs3,10,17)
キャリア学習では、GTを招いて講話や職場訪問の学習(SDGs8,9,11,17)
世界遺産・文化財学習では、京都での自主研学習(SDGs8,9,11,17)
地域学習では、大牟田検定による学習(SDGs9,11)
3学年は、進路学習と福祉事業に関わる活動
進路学習では、高校での授業の体験学習(SDGs4,8,9)
防災学習では、救急救命講習のGTを招いての体験学習(SDGs3,17)
地域学習では、大牟田検定による学習(SDGs9,11)
全学年とも、フラワープロジェクトを通して、地域とつながる活動(SDGs11,17)
(旧)大牟田市立歴木中学校
今年度は、1年生は、大牟田市役所産業振興課の協力を得て、企業見学を予定している。大牟田の繁栄を支えてきた地域のものづくりの現場を実際に見ることで、世界遺産にも登録された三池炭鉱に代表される大牟田の歴史を知り、炭鉱閉山後も事業形態を様々に変えながら世の中に貢献してきた大牟田の製造業への理解を深めていく。そして今学んでいること(学習面のみならず、体力の向上、ルールを守ること、時間を守ること、他者と協力すること、コミュニケーション等)は、自らの夢を実現する自己実現に繋がり、さらには仕事をすることで、ひとりひとりが世の中に貢献することができるということについて学習を進めていく計画である(キャリア教育)。

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(旧)大牟田市立白光中学校
令和7年度は、現在の白光中学校のESD教育の柱である○福祉○職業○防災・減災を基盤に、未来につながる教育をめざし、人権教育をはじめ、環境問題など、中学生が今、何をすべきか、できることは何かを考え、将来を見据えて取り組める充実した活動を進めていきたい。そのために、学校外の教育資源である多くの職種や専門的な知識を持たれる方をゲストティーチャーとして招き、幅広い分野での視野を広げていきたい。
1学年 福祉教育、人権教育、職業学習
2学年 世界平和、防災・減災、職業体験
3学年 救命救急講習会、保育体験、人権教育、進路選択