2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 人権, 持続可能な生産と消費

本校では、「ESDの考え方を生かした、自ら学び、考え、行動する生徒の育成 ~他者と関わり合いながら、自らの考えを広げ深める指導の工夫~」学校課題研究の研究主題としている。この研究主題のもと、以下のような取組を行っている。

具体的な取組
(1)授業において
本校ではESDカレンダーを作成し、各教科で計画的にESD、SDGsに関することを授業に取り入れている。また総合的な学習の時間では、「国際理解」をテーマに、世界で起きている様々な問題を、SDGs17の目標から考える授業を行っている。
また総合的な学習においては、特に「知る」「考える」「行動する」の3つのステップを大切にしており、1年生は「世界と日本を比較する」、2年生は「世界の課題を発見する」、3年生は「解決策を発信する」という、学年に応じた課題を設定している。3年間を通じて、持続可能な社会を築くための行動ができる生徒の育成を目指している。

(2)生徒の活動について
授業外においては、本校はユニクロが行っている「服のチカラプロジェクト」に参加をしている。いらなくなった子ども服を、月に2回集める活動を行っている。また、近隣の小学校に出向き、そこで服の回収活動を行わせてもらっている。一昨年度は、2345着の子ども服を集め、それらを必要としている地域に送った。
他には、JICAの「世界の笑顔のために」プログラムに参加をし、物品を集める活動も行っている。

これらの授業、活動の中で、本校では「地球規模で考え足元から行動する」をテーマとし、
生徒が世界の実情を知り、自ら考え、どう行動するか、を大切にしている。

来年度の活動計画

基本的には令和3年度と同様の活動を計画している。服のチカラプロジェクトをはじめ、ッ学校全体で取り組める活動を大切にしていきたい。また、そのような活動を活発化させるためにも、日頃の授業の中でESD,SDGを学習に取り入れていきたい。特に、総合的な学習については、「知る」「考える」「行動する」のうち、「行動」について、それらにつながるよう学習を進めていく。