2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、「愛と創造(豊かな人間性と自立心をもった生徒の育成)」を学校理念として、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して持続可能な社会の形成に貢献する人材の育成を目標とした。

中学校では、City Campus(総合的な学習の時間)で1年間を通して1年生は職業をテーマに調べ学習に取り組み、2年生は郷土の視点を、3年生はグローバルな視点を取り入れて自分の関心があるテーマに関して調べ学習に取り組んだ。その成果を、2022年2月19日に生徒全員による研究発表会で発表した。さらに、それぞれの学年から選ばれた代表生徒10人による代表者発表会を2月25日に実施した。

高等学校では、探究「岡山の未来」(総合的な探究の時間)で、1年次はフィールドワークや各種講演会を通して、地域について考える基礎的な知識を身に付けた。2年次から始まる課題研究では岡山の地域課題を研究テーマに、仮説をたてて調査を行い、解決策などをまとめ発表資料を作成した。3年次では、最終発表会を6月22日に実施した。さらに、7月13日に代表4チームによる代表者発表会を岡山市民会館で中学生も交えて実施した。

高等学校では、Zoomを用いて月2回韓国・柳韓工業高校の生徒と国際交流を行ったり、Global Classmatesに参加しサンフランシスコの高校生との交流を行ったりすることで、異言語でのコミュニケーション能力が身につき、互いの文化や習慣の違いを認め合うことができた。

また、中高合同の取組として「森づくり体験と環境学習」を11月5日に希望者を募って実施した。事前事後学習をはじめ、当日はチェーンソーでの木の伐採の様子を見学したことや、伐採された木の玉切りや笹刈り、薪割などの体験を通して、森を管理することの大変さと大切さを改めて感じ取ることができた。加えて、「犬島でのSDGsスタディツアー」を11月19日に希望者を募って実施した。島内の精錬所の跡地やアート作品を見学することで、開発と環境破壊の問題や、自然と共生していく生き方について考えを深めることができた。

来年度の活動計画

中学校では、City Campus(総合的な学習の時間)で1年間を通して学年目標に基づき、探究的な見方・考え方を働かせ、職業や将来の夢をテーマとし、郷土岡山やグローバルな視点を取り入れろ。横断的・総合的な学習を行うことを通して、豊かな人間性や自立心を持ち、主体的に探究していく態度を育てる。そのために、各自設定したテーマをもとに調べ学習を行い、資料をまとめたうえで2月に発表会を実施する。

高等学校では、探究「岡山の未来」(総合的な探究の時間)で、自己を確立するとともに、他者を受容し、多様な価値観を持つ人々と共に思考し、協力・協働しながら課題を解決し、新たな価値を生み出しながら社会に貢献できる個人を育てる。そのために、1年次では探究の基礎を学び、2年次以降地域課題をテーマに課題研究を行い、3年次の6月に研究成果発表会を実施する。

また、中学校・高等学校ともに国際交流を年間を通して実施する。

中高合同の取組として、11月頃に「森づくり体験と環境学習」、「犬島でのSDGsスタディツアー」を実施する。