2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和

本校では,「ふるさとを愛し,夢に向かって挑戦する子ども」を学校経営の基本目標としている。ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野から,(1)「環境(②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル)」,(2)「世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等(③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重)」,(3)「平和への取り組み(①地球市民および平和と非暴力の文化)」をテーマとした活動を行っている。

(1)環境では,「緑の少年団活動」緑の少年団活動では,3年生から5年生の児童21名の団員を中心に,敷地内の花壇に約4000本の花を植えた。秋の中頃まで毎日欠かさず世話をし,美しい花を咲かせ,本校の児童だけでなく,地域の人々の目も楽しませることができた。地域の施設にプランターの花を届ける活動も行い,花と緑にあふれる町づくりに力を入れて活動をすることができた。全校行事の際には,上級生が下級生を案内しながら,校内の樹木の名前を教えたり,葉や木の実に触れたりする樹木オリエンテーリングを実施し,敷地内の自然に親しむことができた。総合的な学習の時間には,地域を流れる川の生き物や水質を調べる活動をした。地域の自然に目を向けることにより,自分が住む地域の良さや課題にも気づくことができた。

「緑の少年団活動コンクール」6年連続「県知事賞」受賞

「令和4年度学校緑化コンクール 学校緑化の部」「県知事賞」受賞

「みどりの奨励賞」全国表彰

(2)「地域に伝わる伝統行事の伝承」では,地域のボランティアの方を講師としてお招きし,お囃子の継承活動を行ってきたが,新型コロナウイルス感染予防対策を講じながら,2月に実施予定である。1,2年生は,生活科の学習で,地域のボランティアの方々にご協力をいただき,会津地区に伝わる五穀豊穣,家内安全を願う伝統行事「団子さし」を行うことができた。各家庭で行うことが少なくなっており,大変貴重な機会となった。自然の恵みに感謝する気持ちをもつことができた。

(3)平和への取り組みでは,「GU・ユニクロ 届け服のチカラプロジェクト」に参加し,難民に子供服を送る活動を行った。企画・環境委員会が中心となり,チラシを作成し,全校児童だけでなく,地域の方々にも呼びかけた。段ボール3箱分の子供服を回収し,事務局に送ることができた。この活動を通して,世界にはいろいろな環境の中で生活している子どもたちがいること,その子たちのために,自分にもできることがあることを知ることができた。

来年度の活動計画

2023年度も,環境緑化活動、地域に伝わるお囃子の継承活動、難民に子供服を送る活動を柱に活動していく。

環境緑化活動は4月から11月までを主な活動期間とし、花壇づくり・樹木オリエンテーリング・森林学習を予定している。地域に伝わるお囃子の継承活動は、新型コロナウイルス感染拡大状況により,活動内容を精選しながら,5月から3月までを活動期間とし、発表の機会を夏祭り・町文化祭・学習発表会を予定している。難民に子供服を送る活動は、6月から11月までを活動期間とし、児童委員会と中心に活動する計画である。難民の子供たちに焦点を当てることをきっかけとし、世界の子供たちの現状を知るとともに平和を願う活動を発信していく。