2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 福祉

活動の概要
本校は,「自主・自律・共生」を学校教育目標として,教育活動に取り組んでいる。2020年度はESDの中でも「環境教育」と「国際理解教育」に焦点をあてて,学習活動に取り組んできた。
① 3年生のなし園見学
市川市では梨の栽培が有名である。そんな市川の北部に位置する大野小学校では,年に何回もなし園に見学に行くことができる。なし園見学によって,市の特産品を理解するとともに,土地の利用に気付くことができる。市川のなしが地域の自然環境を守っていることに気付く学習を進めた。今年度は直接見学ができなかったが,取材内容を映像で見たり,動画配信サービスで見たりと例年通り活動できた。
② 地域大野 稲作体験
2019年に40周年を迎え,地域と学校の変遷に目を向けた。
昔は深田が広がる農村地帯であったことや,土地改良事業によって区画整理され,調整池もできたことなど,2,3,4年生で学習した。それぞれの学年の実態に合った地域学習や環境教育の中で,大野の歴史を学んだ。また,5年生は地域で稲作体験を行っている。体験はとても有意義なものである。稲作体験は大柏川第一調節池緑地で「緑の水がき隊」さんの指導の下行っている。今年度は校庭にある田んぼでの稲作は行わず,一人一つ牛乳パックで稲を育てる体験を行った。
③ 大書会 オリンピック・パラリンピック教育
大野小では毎年6年生が「大書」を行う。書き初め用紙よりも大きな紙に毛筆で好きな字を書き,それを卒業式に掲示する。普段使う筆とも違う芸術にも似た大書を行うことで,日本の文化を知ることで国際理解につなげた。また,4年生ではオリンピック・パラリンピック教育を進め,アイマスク体験や車いす体験などを行った。実際に「ボッチャ」を借りてきて児童に体験させたり,パラリンピックの選手を招いて交流をしたりと体験学習に重きを置いた。

来年度の活動計画

2021年度も上記の体験を総合的な学習の時間を中心に進めていく。