2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 食育

本校は、「人と人 人と自然 人と社会 のつながりを大事にする」を活動テーマとして、これからの社会を担う児童を育成するに最も普遍的な理念と捉えている。ESDの実践を通して、自分そして友達と共同して問題を見出し、解決を図っていく力の育成を目標とした。具体的には、環境、食育、国際理解を柱に、①鮭の里親事業に係わる教育、②栽培に係わる学習、③オリンピック・パラリンピックに係わる学習、④環境学習を行った。

①鮭の里親事業に係わる教育
荒川区の事業を本校の教育課程に位置付けて実践している10年目を迎えた事業である。山形県鮭川村立鮭川小学校、荒川区立第二日暮里小学校との3校で実施している。鮭川村特産のきのこを使用した「きのこ給食」を年2回行った。12月に鮭の卵を郵送で預かり、孵化後5年生が中心となって稚魚を育て観察してきた。2月下旬に稚魚を鮭川村に移送し、3月に5年生の代表児童が鮭川村に行って鮭川に稚魚を放流する(今年度も中止)。

②江戸伝統野菜の栽培に係わる学習
4年生が江戸伝統野菜である「三河島菜」の栽培を通して地域の伝統文化に触れていく活動である。9月に種まきを行い、12月には収穫した。地産地消のことなどから食育の要素も含んだ学習となっている。

③オリンピック・パラリンピックに係わる学習
2020東京オリンピックに向け、世界に目を向けさせる取り組みを行ってきた。世界の国の料理を学校給食献立に盛り込んだ。キーワードは「5大陸」「日本の行事食」「おもてなし」で、自国の文化への誇りをもたせる意図もある。
また、フラワーレーンプロジェクトにも参加をした。

④環境学習
地域の方を講師にお招きし、かぶとむしの飼育や使用していないビオトープの再生を通して、生態系や自然環境に関わる内容を学ぶことができた。

来年度の活動計画

〇ブナの植林(5,6年)
〇大根の栽培、切り干し大根づくり(1年)
〇小松菜の栽培、おひたしづくり(2年)
〇大豆の栽培、しょう油づくり(3年)
〇三河島菜の栽培、収穫し家庭で調理、江戸東京野菜・地産地消(4年)
〇鮭の里親事業、稲づくり、米の学習(5年)
〇みそづくり(6年)
〇世界の料理、日本の伝統料理を給食の献立に
〇行事食給食
〇ビオトープ(5,6年)