2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 食育

当校は、「人と人 人と自然 人と社会 のつながりを大事にする」を活動テーマとして、ESDの実践を通し、自分、そして友達と共同して問題を見出し、解決を図っていく力の育成を目標とした。
具体的には、環境、食育、国際理解を柱に、①ブナの植林に係わる活動、②鮭の里親事業に係わる教育、③江戸伝統野菜の栽培に係わる学習、④オリンピック・パラリンピックに係わる学習を行った。

① ブナの植林に係わる活動

16年目を迎えたブナの植林活動には4年生から6年生が36名、保護者・地域の方、NPO法人宮前ブナの会の方が28名参加した。今回は従来活動を進めてきた新潟県三条市での植林となった。今回は三条市立大面小学校児童との交流を強化し、植林を通して人と人とのつながりを更に意識した活動になった。

② 鮭の里親事業に係わる教育

荒川区の事業を本校の教育課程に位置付けて、山形県鮭川村立鮭川小学校、荒川区立第二日暮里小学校とで実施している。5年生が中心となり、鮭川村特産のきのこを使用した「きのこ給食」の実施や、鮭の卵、稚魚を育てる活動を行った。3月2,3日に代表児童が鮭川村に行って鮭川に稚魚を放流する。今年度は12月の鮭の卵設置時に来校された鮭川小児童10名と本校児童とが、荒川区内巡りを行い、交流を深めることができた。これにはNPO法人宮前ブナの会から協力をいただいた。

③ 江戸伝統野菜の栽培に係わる学習

4年生が江戸伝統野菜である「三河島菜」の栽培を通して地域の伝統文化に触れていく活動である。9月に種まきを行い、12月には収穫した。その際三河島菜以外の江戸伝統野菜についても講師を招いて出前授業を実施し、理解を深めた。地産地消のことなどから食育の要素も含んだ学習となっている。

④ オリンピック・パラリンピックに係わる学習

 2020東京オリンピックに向け、世界に目を向けさせる取り組みを行ってきた。世界の国の料理を学校給食献立に盛り込んだ。キーワードは「5大陸」「日本の行事食」「おもてなし」で、自国の文化への誇りをもたせる意図もある

来年度の活動計画

ブナの植林(4・5・6年)

鮭の里親事業(5年)

大面小学校との交流(5年)

大根栽培・切り干し大根作り(1年)

小松菜栽培・おひたし作り(2年)

大豆栽培・とうふときなこ作り・しょうゆ教室(3年)

三河島菜栽培・収穫し家庭で調理・江戸東京野菜・地産地消(4年)

鮭の里親事業・みそ作り・稲づくり・こめの学習(5年)

廃油石鹸作り・(6年)

オリパラ給食・行事食給食・おもてなし給食・和食器給食