2021年度活動報告
本年度の活動内容
国際理解, 平和
本校は、「国際理解学習(平和)」を重点項目とし,平和教育に取り組んでいる。ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して,持続可能な社会の担い手となるこどもの育成を目標とした。
1945 年8 月6 日の原爆投下によって廃墟となった広島の歴史と経験を活かして,また平和の子の像のモデルとなった佐々木禎子さんの母校として,持続可能な平和な世界をつくるために,自分たちに何ができるか考える機会を提供し,発信していく取組を行っている。
身近な日常が平和とどうつながっているのかを実感させるために,本校独自のルール,かかわり,いのちという3つのカテゴリーのもと,実践している。
①折り鶴を折る会 (6月8日)
→平和記念公園に捧げる折り鶴として、各学級で折り鶴を折った。平和への祈りをこめながら一羽一羽丁寧に折り、通すことができた。
②平和学習会 (6月29日)
→上学年・下学年に分かれ、実際の被爆体験や被爆体験伝承講話をお話頂いた。(感染症予防のため,テレビ放送または,録画したものを教室で視聴) 事後,教室で感想を交流し合ったり,感想文を書いたりして学習を深めた。
③平和集会(8月6日)
→全校児童が、各教室で平和祈念式典を視聴し、原子爆弾によって亡くなった方々のご冥福をお祈りして、黙祷を捧げ、平和への願いを祈った。その後、本校の児童が「こどもピースサミット2021『平和の意見発表会』」で発表した、平和を願う自分に何ができるのかを綴った意見発表に耳を傾けた。
④コスモス集会(10月25日)
→本校の児童だった佐々木禎子さんの命日(10月25日)にご冥福を祈り、平和への想いを深めるため、集会を行った。
平和委員会の児童が,禎子さんについての発表を行い、ご冥福をお祈りした。
⑤のぼり平和ウォーク (12月15日)
→学区に残っている被爆建物・文化遺構を3年生から6年生までの児童で巡ってフィールドワークを行った。縦割り班で10か所の平和・文化遺構について調べ 学習をし、地域の歴史や被爆・復興の様子を知ることができた。
来年度の活動計画
・平和学習会(被爆体験者の話を聞く。)
・平和集会(8月6日に登校し,平和記念式典を視聴したり,平和について各学級で考えたりする。)
・折り鶴を折る会(月に1度,全校児童が折り鶴を折る会を設ける。)
・平和ウォーク(たてわり班で,平和に関係のある建物を歩いて回り,歴史を知る。)
・平和委員会の活動(原爆の子の像 縮景園慰霊祭など,碑前祭への参加やユニセフ募金など)
・各学年の活動(被爆樹木見学,清掃活動参加,折り鶴タワーや平和記念資料館,国立広島原爆死没者追悼平和記念館の見学,平和記念公園碑巡り,他校との交流など)