2022年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育
本校の教育目標は、「考える子 助け合う子 元気な子」である。今年度はESDをテーマとして「気付く、つながる、創り出すことができる児童の育成」を主題とした校内研究を行い、全教育活動を通したESD教育を実施した。ESD教育を推進することで、「社会適応力」「人間形成力」「行動実践力」を育成し、教育目標の実現を目指して活動を行ってきた。
本校では、ESD教育を推進するにあたり、「E:笑顔で S:進んで D:できること」という児童にも親しみやすいESDのキャッチフレーズを作った。また「総合的な学習の時間」の名称を変更し、「ESDJ」(笑顔で進んでできる時間)として、児童も教員も日常的にESDを意識しできるようにした。さらに、SDGsの17個の目標に加えて、西落合小学校オリジナルの目標「18. 」を作成し、「ESDJ」(総合的な学習の時間)を軸に「すべての人を笑顔にするため」の活動を行ってきた。本校のESD教育を代表して、今年度の第5学年の学習活動を紹介する。
第5学年 ESDJ(総合的な学習の時間)「米作りから広がる世界」~食事でみんなを笑顔にしよう~
社会科「わたしたちの生活と食糧生産」とESDJ(総合的な学習の時間)を関連付け、「米」について学習した。JA庄内から講師を招き、米作りについて学び、バケツ稲を使って米作りを行った。「すべての人を笑顔に」することを目指し、米作りと関連付けながら考えることで、「食事でみんなを笑顔にしよう」というスローガンを立てた。そこで、他学年の給食の食べ残しの実態を調査する方法を考えたり、集めた情報を分析したりしながら学習を進めてきた。そして、食品に興味をもち、食べ残しを減らしていくためにできることを考え、各学年に向けて発信した。
また、今年度の本校のESD教育の目標や5年生の活動実践を市内の小中学校に向けて発表することで、自分たちの考えを発信することができた。
来年度の活動計画
次年度も「社会適応力」「人間形成力」「考動実践力」の育成を目標としていく。
4月 各学年のテーマに基づく学習計画を立案し、ESD、SDGsの実践をスタートさせる。 5月 5年生は稲づくりについて山形県のJA庄内みどりの方々を招いて教えていただく。 6月 2年生は町探検を行う。3年生は社会科の学習の一環で学区域探検を行い、総合的な学習の時間に活かす。 7月 6年生は八ヶ岳移動教室に向けて調べる。 9月 3年生は6月に続いて社会科の学習の一環で学区域探検を行い、総合的な学習の時間に活かす。 10月 6年生は移動教室で林業体験を行い、自然をテーマに課題を見付け、調べる。 11月 1年生が幼稚園児と交流活動「秋祭り」を行う。 11~1月 2~6年生が、学習したことをもとに国際交流に取り組む。 1~2月 1・2年生が地域の方と昔遊びに取り組む。 2月 1年生が保育園の園児と交流活動に取り組む。4年生がユニーバーサルデザインについて学習し、他学年と交流する。 3月 代表委員会に所属する児童が中心となり幼稚園児と交流活動に取り組む。
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