2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉, 食育

本校は、「考える子 助け合う子 元気な子」を教育目標として、ESD教育を全教育活動を通して行い、その中で「社会適応力」「人間形成力」「行動実践力」の育成を目標として、SDGsとも関連させながら活動を行ってきた。
昨年に引き続き、コロナウイルス感染症対策のため、例年のような活動ができなかった部分も多くある。その一つが、「交流活動」である。本校では、異学年交流や外部機関との交流を盛んに行ってきていたが、できる形に変えながらの実践となった。今年度の実践について、2学年の活動を紹介する。
①中学年ブロック「4年生 グリーンカーテンプロジェクト(理科・総合)」
4年生では、理科の学習でツルレイシを栽培した。その学習と関連付けて、グリーンカーテンプロジェクトを実施した。ツルレイシを協力して育て、成長を見守ることで自然を愛護する態度を育成するとともに、グリーンカーテンの効果を体感することによって、植物の大切さに気付き、環境に配慮した生活の実践ができることをねらいとした。
夏休み中にも、当番を決めて水やりをしたり、定期的に観察を行い成長を見守ったりして、進んで関わろうとする姿が見られた。学習の最後には、3年生に向けてグリーンカーテンの効果等についての発表を行い、グリーンカーテンの良さについて広めることができた。

 

②高学年ブロック「5年生 米作りから広がる世界(社会・総合)」
5年生では、社会科の学習で米作りの学習を行った。その学習と関連付けて、実際に米作りを行った。JA庄内みどりの方々を講師として、オンライン授業で米作りの1年の流れや育てるときに気を付けることなどを教えていただいた。子供たちは、実際に育てることで米作りの大変さを身をもって体感し、米農家に感謝の気持ちをもち、残さずに食べようとする、食品ロスに配慮するような考えをもった児童も多くいた。また、米作りを通して、興味をもったことを調べ、iPadのロイロノートにまとめ、発表した。外国の米料理や外国で栽培されている米を調べ、米を通して異文化理解を深めることにもつながった。

 

今後は、学んだことを生かし、自分たちにはどんなことができるのかを考え、それを実践する活動等にも取り組んでいく。

来年度の活動計画

次年度も「社会適応力」「人間形成力」「考動実践力」の育成を目標としていく。
4月    各学年のテーマに基づく学習計画を立案し、ESD、SDGsの実践をスタートさせる。
5月    5年生は稲づくりについて山形県のJA庄内みどりの方々を招いて教えていただく。
6月    2年生は町探検を行う。3年生は社会科の学習の一環で学区域探検を行い、総合的な学習の時間に活かす。
7月    6年生は八ヶ岳移動教室に向けて調べる。
9月    3年生は6月に続いて社会科の学習の一環で学区域探検を行い、総合的な学習の時間に活かす。
10月   6年生は移動教室での林業体験から課題を見付け、調べる。
11月   1年生が幼稚園児と交流活動「秋祭り」を行う。
11~1月 2~6年生が、学習したことをもとに国際交流に取り組む。
1~2月  1・2年生が地域の方と昔遊びに取り組む。
2月    1年生が保育園の園児と交流活動に取り組む。
3月    5年生が幼稚園児と交流活動に取り組む。