• いわでしりつねごろしょうがっこう
  • 岩出市立根来小学校

  • Iwade Municipal Negoro Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 人権, その他の関連分野

所在地 〒649-6202 和歌山県岩出市根来479
電話番号 0736-62-2651
ホームページ https://www.city.iwade.lg.jp/sc-negoro/index.html
加盟年 2017

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 人権, その他の関連分野

本校は 「自分も他の人も大切にし、主体的・協働的に学び続ける子供の育成」を学校教育目標とし、主体的に学び、行動し、持続手可能な社会の形成者として、「自立していく力」を育成する取組を推進している。

また、これらの取組を持続的に実施していく上で、根来寺を中心に発展してきた「根来」という地域の持続的発展が必要不可欠である。そのため、「地域とともに歩む学校」づくりをめざし、和歌山県教育委員会が平成20年(2008年)度から推進してきた「きのくに共育コミュニティ」の理念(「子供も大人も共に育ち・育て合う)=「共育」という考え方)に基づき、学校教育を推進している。

そして、平成30年(2018年)度、学校運営協議会を設置し、「共育コミュニティ」の理念と取組の成果を更に進化(深化)させ、「きのくにコミュニティスクール」として、新たな第一歩を踏み出している。

具体的には、「地域と学校の連携・協働による学校力・地域力の向上」を図ることをESDと捉え、学校の様々な教育活動の中で、人権教育・防災教育・地域学校協働活動等を中心に、体験的な活動を豊富に取り入れながら実践している。

①人権教育にかかわる活動

○岩出市保健師による「命の大切さを知る授業」【対象 2年生・4年生・6年生】

○人権擁護委員による「人権教育」でいじめ防止等について考えた。【対象 4年生】

○人権擁護委員や関連会社からの講師による「スマホ・ケータイ安全教室」【対象 4年生・5年生・6年生】

○岩出市役所各課等と連携した「認知サポーター養成講座」や「手話教室」【対象 5年生】

○岩出市「人権を考えるつどい」 「小・中学生のめメッセージ」人権作文参加・発表【対象 5年生】

②防災教育にかかわる活動

○紀伊半島沖での地震の発生が心配される和歌山県であるが、本校は海岸から離れていることから津波への意識があまり高くないため、世界津波の日(11月5日)に地震についての事前学習とともに、避難訓練を行った。津波への関心も高めるため、今年度も4年生が社会見学「稲むらの火の館 濱口悟陵記念館・津波防災教育センター」での学んだことや自分たちで調べたことをまとめて校内に掲示し、学びの継続性や防災意識の向上につなげている。

○3年生が社会科の学習で、那賀消防組合中消防署に見学に行き、地域で活動している消防署員の方から話を聞き、消防車や救急車などの見学を行った。1・2年生は、那賀消防組合の起震車で地震体験をすることで、地震の恐ろしさと自分を守ることの大切さを実感することができた。その他、毎年6年生全員が防災について考えた「子ども防災博士作文」を書き、学校代表児童が那賀地方大会での意見発表会で披露している。

③地域学校協働活動にかかわる取組

◆きのくにコミュニティスクール◆

平成20年度から、地域の方々に協力いただきながら、「根来地域共育コミュティ」の取組をスタートさせ、様々な教育活動を展開してきた。平成30年度からは、「きのくにコミュニティスクール」として、学校運営協議会での熟議を通して、学校と地域の共通の課題を精選し、地域貢献活動を少しずつ進めている。

地域貢献活動

・児童会役員と中学校生徒会役員、関係機関、地域ボランティアによる合同通学路清掃

・老人会との交流

○学校支援活動

・登下校の見守りやあいさつ運動

・体験活動(サツマイモの栽培と収穫・七夕集会)

・学習支援(家庭科調理実習・裁縫実習補助、そろばんの学習等)

・図書ボランティア(読み聞かせ・修繕)

・校区学習等の引率

④その他の活動

◆ふるさと教育 ~根来の歴史や文化を知り、ふるさとを愛する心を育む~◆

・放課後子ども教室(伝統芸能「根来の子守唄」の伝承)

岩出市教育委員会生涯学習課の事業(放課後子ども教室)で、本校児童12名が、地域の伝統芸能「根来の子守唄」の伝承に取り組んでいる。本年度は、11月に、本校の「児童会ふるさとねごろ音楽集会」と、旧和歌山県議会議事堂「一乗閣」(和歌山県指定有形文化財)での「紀州根来寺かくばん祭り」(岩出市産業振興課主催)にて、根来の子守唄を披露した。その中で、「児童会ふるさとねごろ音楽集会」では、「根来の子守唄」の歌詞にもある「住蛇池」の民話についての岩出市教育委員会生涯学習課担当職員からの話と朗読グループ「岩出やよい会」会長による民話「住蛇池」の朗読も行われ、全児童が地域ボランティアの方々とともに一体感を味わい、ふるさと根来をいろいろな形で知り、深めることができた。

・「根来寺の歴史」出前授業(岩出市教育委員会「生涯学習課」)

社会科で歴史を学習している6年生が根来寺の歴史について学び、16世紀の世界地図に根来の地名が記載されるほど栄えた土地であったことを初めて知るなど、ふるさと根来の歴史に興味を持つきっかけとなり、誇りに思うことができた。

・岩出市青少年育成市民会議根来支部の活動

コロナ禍以前に行われていた4月の「お花見・昔ながらの遊び体験」が、4年ぶりに本校の校庭にて開催された。児童と大人の計42名が参加し、共に楽しく活動することができた。また、11月に行われた岩出市青少年育成市民会議主催の「スポレクフェスタ」にも希望者が参加し、市内の他の地域との交流を深めた。

【 以下 学校HP 掲載「校報ねごろ」「学校生活」より ↓(☆各項目をクリックにて閲覧可能) 】

☆児童会ふるさと根来音楽集会   ☆学校運営協議会 

☆児童会・生徒会合同通学路清掃   ☆緑の少年団募金活動   

☆老人会との交流「かかし展覧会」

☆学校支援活動(校区学習町たんけん引率)・手話教室・人権を考えるつどい

☆学校支援活動(サツマイモの収穫) 等  

☆スマホ安全教室・学校支援活動(家庭科学習支援) 

来年度の活動計画

来年度の活動計画

「根来地域」という生活空間を共にする人たちが、この地で出会い、新しい人間関係を結び、その協働を通じて、新たな価値観や成果物を生み出していく、その中で、子供たちも、教員も、家庭・地域の方々も成長していく。これこそが、根来地域の伝統であり、これからもさらに継承・発展していくべき姿である。

学校を核とした根来地域という「コミュニティ」が、「めざす子供像」を共有し協働して、子供たちを育んでいくために、ユネスコスクールの活動を生かしていく。

今後もこれまでの活動を持続可能な形で工夫し、充実させていきたい。

具体的には、昨年度と同様に以下の活動を計画している。

1.人権教育にかかわる活動

2.防災教育にかかわる活動

3.地域学校協働活動にかかわる取組

4.その他の活動(ふるさと教育に係る活動 等)

過去の活動報告