2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

エネルギー, 環境, 国際理解, 世界遺産・地域の文化財等, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、「自由で自立した人格の育成と社会的責任の自覚を養う」という学校理念のもと、「自由、自主、自立の精神を、シティズンシップ育成の視点から追求し、実践する」ことを目標としている。ESDの理念を核として、総合学習や国際交流行事・生徒会活動などを組織・運営している。具体的には、総合学習である「探究・寧楽」「探究・世界」において、ESD の実践的な展開を目指し、身近な事象に対して多面的な見方を養い、自らが持続可能な未来を構築する生徒を育成することを目指している。また高校生の国際会議をAsian Youth Forum for Sustainable Futureとして開催し、ESDの理念を核とした運営を行っている。

 

① 「世界遺産や地域遺産等」に関する学習」に係わる活動

奈良の古都として文化財に恵まれた環境を活かして、探究・寧楽Ⅰ(1年)、探究・寧楽Ⅱ(2年)、探究・世界Ⅰ(3年)において、フィールドワークを積極的に取り入れた世界遺産・地域遺産に関わる学習活動を行った。探究・寧楽Ⅰでは、主に世界遺産について調べ学習を行い、探究・寧楽Ⅱでは、世界遺産に指定されている平城宮跡のフィールドワークを、平城京の「謎」を解こうをテーマに、各自のたてた「謎」と「仮説」の検証という形で実施した。最後はポスター発表を行い情報の共有を図った。探究・世界では、奈良木画と箱根細工という2つの似た寄せ木細工の文化を比較し、文化が伝承されるための条件を考えることから、持続可能な社会を築く視点を育成した。

 

② 「国際理解」「貧困」「グローバル・シチズンシップ」に係わる教育

探究・世界Ⅱ(4年)では、「奈良に住む外国人に対応する多文化共生への挑戦」をテーマに奈良に住む外国人留学生や労働者へのインタビューを行い、各自の調査活動に基づいた提言をまとめ、外国人の(子どもの)権利・教育・貧困問題や多文化共生について考えを深める活動を行った。

 

③ 「環境」「エネルギー」「国際理解」に係わる学習

アジア5ヵ国(韓国・台湾・インドネシア・マレーシア・日本)の高校生による国際会議Asian Youth Forum for Sustainable Future を下記のように開催した。

期間:20181020日(土)~27日(土)

開催場所:韓国(釜山・世宗)

テーマ:The Fourth Industrial Revolution (第4次産業革命)

参加校:

1.Sejong Academy of Science and Arts       (韓国)                           生徒5名 教員1

2.Busan International High School                 (韓国)                           生徒5名 教員1

3.SMAN 10 Samarinda                                     (インドネシア)              生徒5名 教員1

4.SMK (P) Sri Aman                                            (マレーシア)                生徒5名 教員1

5.Guoguang Laboratory School                     (台湾)                           生徒5名 教員1

6.National Institute of Technology, Nara College (日本)      生徒5名、教員1

7.Nara Women’s University Secondary School   (本校)      生徒5名、教員2

各参加校による発表活動に続いて、第4次産業革命の技術の活用を条件とした、環境課題を解決するための政策提言に向けてグループで議論を深め、ポスター制作ならびに発表を行った。また、講義や研究施設の見学を通じて、新しいテクノロジーが将来の労働市場、教育、エネルギー使用等に及ぼす影響について理解を深めた。

奈良に住む外国人留学生や労働者へのインタビューを行い、各自の調査活動に基づいた提言をまとめ、外国人の(子どもの)権利・教育・貧困問題や多文化共生について考えを深める活動を行った。

 

 

③ 「環境」「エネルギー」「国際理解」に係わる学習

アジア5ヵ国(韓国・台湾・インドネシア・マレーシア・日本)の高校生による国際会議Asian Youth Forum for Sustainable Future を下記のように開催した。

期間:20181020日(土)~27日(土)

開催場所:韓国(釜山・世宗)

テーマ:The Fourth Industrial Revolution (第4次産業革命)

参加校:

1.SejongAcademy of Science and Arts       (韓国)                           生徒5名 教員1

2.Busan International High School                 (韓国)                           生徒5名 教員1

3.SMAN 10 Samarinda                                     (インドネシア)              生徒5名 教員1

4.SMK (P) Sri Aman                                            (マレーシア)                生徒5名 教員1

5.Guoguang Laboratory School                     (台湾)                           生徒5名 教員1

6.National Institute ofTechnology, Nara College (日本)      生徒5名、教員1

7.Nara Women’s UniversitySecondary School   (本校)      生徒5名、教員2

各参加校による発表活動に続いて、第4次産業革命の技術の活用を条件とした、環境課題を解決するための政策提言に向けてグループで議論を深め、ポスター制作ならびに発表を行った。また、講義や研究施設の見学を通じて、新しいテクノロジーが将来の労働市場、教育、エネルギー使用等に及ぼす影響について理解を深めた。

来年度の活動計画

今年度同様、14年生の各学年において以下の総合的な学習を実施する。身近な世界遺産・地域遺産に関わる学習活動から世界的・人類的課題に関わる具体的で身近なテーマの探究活動を通して、持続可能な未来を構築するための世界観を養い、主体的に学問的手法を用いて課題設定し、他者と協働して問題解決する能力の育成を目指す。

1年 探究・寧楽Ⅰ

2年 探究・寧楽Ⅱ

3年 探究・世界Ⅰ

4年 探究・世界Ⅱ

また高校生国際会議のAsianYouth Forum for Sustainable Futureを下記のように開催し、各国の生徒による発表やテーマに関する議論を展開する予定である。

日時:2019713日(土)~18日(木)

開催地:台湾(高雄)

テーマ:Redistribution of wealth (富の再配分)