2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

エネルギー, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 健康, 食育

本校は、2012年度にユネスコスクールに認定され、ESDの研究を推進してきた。今年度の研究主題である「学ぶ楽しさを感じる児童の育成~ユニバーサルデザインの視点を取り入れて~」に迫るためには、ESDで、体系的な思考力、代替案の思考力、情報収集力・分析力、コミュニケーション能力、持続可能な発展に関する価値観を身に付けさせることが必要であると考え、1年間の取り組みを計画した。

具体的には、研究・総合的な学習の時間を柱に、①多文化理解の学習 ②食育 ③環境に関わる学習を行った。

① 多文化理解の学習

「多文化理解」に関する学習として、バンバリー市小学生親善訪問団との交流会を実施した。体育館で実施したゲームや合唱、日本大学相撲部での相撲体験などを通して交流を深めた。このバンバリーとの交流を通して児童はオーストラリアの文化に興味を持つだけでなく、自国の文化についても再確認することができた。

② 食育に係わる学習

「食育に係わる学習」として、中里小学校の給食では、月に1回以上のぺースで「世界の食事」「日本の郷土料理」を配膳している。世界の給食では、これまでにアメリカ、トルコ、オーストラリア、ベトナムなどを代表する食べ物が配膳された。日本の郷土料理では北海道、長崎、静岡などの様々な食事を味わうことができた。こうした食育を通して、児童がより日本や世界のことについて知ることができた。

③ 環境に係わる学習

「環境」に関する学習として、今年度も縦割り班による地域清掃に取り組んだ。校外班ごとに学校周辺の清掃場所に移動し、落ち葉や紙屑等のごみ拾いを実施した。高学年児童を中心に、全校児童で保護者や地域の方と協力をしながら清掃に取り組んだ。

この活動を通して、児童は学校や地域の一員として自らの役割について考え、自分たちにできることについて実践していこうとする意識を高めることができたと考える。

来年度の活動計画

平成30年度の「ESDカレンダー」を見直し、全職員共通理解の下、平成31年度「ESDカレンダー」を作成する。

① 各学年における環境教育 4年清掃工場、最終ごみ処分場見学など

② 「中里オープンスクール」近隣の幼稚園・保育園児対象

③ 9月「中里防災の日」近隣の大学、地域の諸団体等の連携

④ 9月「水辺のガサガサ」「草地のガサガサ」多摩川の自然ふれる

⑤ 11月「中里スクールアーツフェスタ」近隣の保育園との連携

2月 6年生を送る会 不要品のリユース