2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 国際理解, 福祉, その他の関連分野

本校は、「健康でたくましい子ども」「よく考え最後までやりぬく子ども」「仲よく助けあう子ども」を学校教育目標とし、ESDを特色ある教育活動に位置付け、教育課程を編成している。2012年度にはユネスコスクールに認定され、総合的な学習の時間や生活科を中心に各教科との連携を図りながら、ESDの研究を推進してきた。

具体的には、①多文化理解の学習、②食育、③環境に係わる学習を行った。

① 多文化理解に係わる活動

多文化理解に関する学習として、4年生では日本大学の相撲部の方と交流をした。実際に土俵の上で相撲をとったり、相撲の歴史を学んだりしたことで、自国の文化に対する理解を深めることができた。また、3学期には、相手国の文化等を知り、国際理解を深めるため、5・6年生はテンプル大学のジャパンキャンパスの多国籍の学生との交流を予定している。

② 食育に係わる教育

「食育に係わる学習」として、中里小学校の給食では、月に1回以上のペースで「世界の食事」「日本の郷土料理」を献立に組み入れている。世界の給食では、これまでにミートボール(スウェーデン)、サモサ(インド)、ビビンバ(韓国)などが献立に組み入れられた。日本の郷土料理では、鬼まんじゅう、味噌おでん(名古屋)、しのだ丼(京都)、いきなり団子(熊本)、いがめんち(青森)、フーイリーチー(沖縄)などがあり、子ども達は様々な食事を味わうことができた。また、1年生は給食で食べるトウモロコシの皮むき体験や、農協の方々と協力をしてどのような種からどのような作物ができるのか知る活動を行い、普段の食事について学ぶ良い機会となった。

③ 環境に係わる学習

「環境」に係わる学習として、地域清掃に取り組んだ。学校周辺の清掃場所に移動し、落ち葉や紙屑等のごみ拾いを実施した。児童が中心となって、保護者や地域の方々の協力を受け、清掃に取り組んだ。この活動を通して、児童は学校や地位の一員として自らの役割について考え、自分たちにできることを実践していこうとする意欲を高めることができたと考える。

来年度の活動計画

 令和元年度の「ESDカレンダー」を見直し、全職員共通理解の下、令和2年度「ESDカレンダー」を作成する。

① 各学年における環境教育 4年清掃工場、最終ごみ処分場見学など

② 「中里オープンスクール」近隣の幼稚園・保育園児対象

③ 9月「中里防災の日」近隣の大学、地域の諸団体等の連携

④ 9月 2年生 生活科「水辺のガサガサ」「草地のガサガサ」多摩川の自然に触れる

⑤ 11月「中里スクールアーツフェスタ」近隣の保育園との連携

⑥ 12月 地域清掃