2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・地域の文化財等

 当校は、「自立・共存・交流 ~地域に学び、自己の生き方を考える~」を活動テーマとして、ESDを学校の教育目標「思いやりの心をもち、主体的に生きようとする生徒の育成」を具現化する活動と捉え、ESDの自薦を通して課題設定能力・課題追及能力・コミュニケーション能力・自己実現能力の育成を目標とした。

 具体的には、防災教育、ふるさと学習、地域文化の継承、資源回収を柱に、①地域防災に係わる活動、②地域のものづくりや産業遺産に係わる教育、③新居浜太鼓祭りに係わる学習、④空き缶回収とアート制作に係わる学習おこなった。

① 地域防災に係わる活動

 9月22日(日)、近隣の中萩小学校グランドで、中萩校区防災訓練が実施された際に、70名程度の生徒が参加し、公民館や連合自治会の方々と各ブースを担当した。

② 地域のものづくりや産業遺産に係わる教育

 10月24日(木)、「ものづくり企業見学」を実施した。地域の産業に触れるとともに、愛媛大学工学部東予イノベーションセンターの三浦清考先生を迎え、地域の産業が、どのように「ものづくり」に取り組んでいるのか学習を深めた。

③ 新居浜太鼓祭りに係わる学習

 10月16日(水)、3回目のお祭り集会を実施した。公民館を通じて校区の新居浜太鼓台運営委員会と協議を重ね、校区の大人太鼓台のうち4台を校内に招き入れた。生徒の力で太鼓台をかき上げることもでき、地域の誇りである太鼓台を身近に感じることができた。

④ 空き缶回収とアート制作に係わる学習

 9月から全校生徒による空き缶回収をスタートさせ、アート原画の作成、空き缶の穴開け作業、色塗り作業経て、11月13日(水)に完成した。今年度のテーマは、「咲」である。

来年度の活動計画

 令和元年度までの活動を基本的に踏襲する形で計画が進んでいる。コミュニティ・スクールとなり、中萩中学校として、地域の様々な活動に参加・協力してきた。

令和2年度は、地域の様々な活動において、より自主的・主体的な活動に中学生が参画でき、持続可能な社会を目指し、地域に期待され、地域に貢献できる人材の育成に努めたい。