2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 持続可能な生産と消費

本校は、「私達が今、地域の環境を守るためにできることは何か?」を活動テーマとして、活動している。本校は、ESDを「持続可能な教育の実践」と捉え、ESDの実践を通して「自然と共生する心」を育てることを目標としている。特にユネスコスクールが重点的に取り組む「②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」に関連した内容を重点としている。具体的には「学校林で五感を使ってふれあう活動(感じる・遊ぶ・探検する・作る)」を中心に、①ふるさと教育に係わる活動 ②生活科に係わる学習 ③小学校総合学習に係わる活動、を行った。

①ふるさと教育に係わる活動

昭和13年に始まり、80年余りもの長い間続けてきた学校林活動は、祖父母や父母から受け継がれてきた学校林という地域財産を自分たちで守り、未来のふるさとに引き継ぐ重要な活動である。地域の宝である学校林全体を、私たちは「るんるんフォレスト」と名付け、親しみを持ちながら接している。しかし、近年老木化が進み倒木の危険性が出てきたため、大規模な伐採、植樹を行って、持続可能な学習を進められる学校林に向けて、現在取組を進めているところである。

②生活科に係わる教育

五感による『感じる・遊ぶ』は、小学校1・2年生の生活科における『春をさがそう』の単元で取り組んでいる。身近な地域の野草等に直接降れ、タブレットやトレイルカメラで撮影し、調べ学習・発表学習に生かしている。

③小学校の総合学習に係わる活動

4~6年生は、外部講師によるきのこ学習や、ツリーイングという木登り体験を行っている。冬季にはスノーシューを履いて雪上歩行し、動物の生態調査等を行っている。また、5・6年生がフロンティアキッズの取組で、地域の自然環境と観光を結び付け発表を行っている。

来年度の活動計画

①春の全校学校林活動(伐採跡地への植樹活動。ツリーシェルターの設置)

②夏の全校学校林活動(自然調査活動)

③秋の全校学校林活動(樹木の冬囲い付け。ツリーハウスの清掃整備)

④小学1、2年学校林活動(春をさがそう。秋をさがそう。動植物、樹木、鳥の観察)

⑤小学3~6年学校林活動(野草観察。樹木集め。きのこ実態調査。ツリーイング体験。スノートレッキングによる雪上歩行。)

⑥小学校全学年(2月 生活科・総合学習発表会 学校林活動のまとめ)

⑦中学校全学年(12月 総合学習発表会 学校林活動のまとめ)