2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費

本年度よりユネスコ委員会を立ち上げ、ホールスクールでのSDGsへの理解と実践の取組を開始した。
生物多様性・気候変動・環境の分野においては、NPO法人「森は海の恋人」畠山重篤氏を招いて、ユネスコ講演会を実施し、身近な事柄と自然との関わりについて学ぶ機会を得た。また、科学と人間生活の授業の中で、特に水問題に取り組み、私たちの身近な河川のCOD(化学的酸素要求量)を用いて河川の汚染状態を調べた。生徒からSDGsは全てに結びついているから、身近なことから関心を持つことが重要であるとの考察を得られた。
文化多用性については、本年度はオーストラリア、インドネシアからの派遣団、スイス、モンゴルからの留学生の受け入れなど、複数回の文化交流を実践した。
持続可能な生産と消費においては、マイクロプラスチックによる海洋汚染の問題を考えて、ユネスコ委員会からPTAに呼びかけ、活動で配布する飲料のペットボトル利用飲料からアルミ缶への変更を実施した。
国際理解教育では、委員会が中心となりSDGsへの学びを深め、身近な生活や活動のなかでのSDGsを見つける「SDGs写真展」を文化祭で開催した。
ユネスコ委員会では、この他にも、フェアトレードを学ぶ映画鑑賞会を実施し、2月にフェアトレード商品の販売を実施する。
また、アフガニスタンユネスコ寺子屋の職員アーマド・ファリッド・ラヒミ氏を招き講演会を実施し、アフガニスタンにおける人権問題とりわけ女子教育と平和の重要性について学ぶことができた。

来年度の活動計画

2020年度も、国際理解教育を中心としたSDGsへの取り組みのなかで、ユネスコ委員会と共に、実際のアクションにつなげる活動を目指していく。
多文化理解:留学生の受け入れ・交流会の実施
                  デンマーク・インドネシア・イタリア予定
気候変動・生物多様性・環境:身近に出来るアクションとその可視化の実践
国際理解・人権・平和:NPOを招いた講演会やワークショップの実施
今後もユネスコ委員会の生徒を中心とした、具体的なアクションを含むホールスクールでの実践を進めていく。