2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等, 福祉

3年生 人がつながるまち金沢

 金沢は、全国の中でも和菓子の消費量が多く、和菓子で有名な街であることを知ったことをきっかけに、調べ学習を進めていった。その結果、和菓子は、季節や行事に応じて食べられていることや加賀藩藩主前田家がお茶文化を勧め、盛んになったことから、人々の生活に根付いていったことなどが分かった。実際に、和菓子工場を見学したり、和菓子職人から和菓子作りを学ぶ体験をしたりしたことから、職人さんの技術やこだわりについても学ぶことができた。

4年生 語り継ごう わたしたちのふるさと

 長坂に受け継がれてきたものとして、桃雲寺,六地蔵や孝子義子の碑,長坂乃神社,大乗寺について、本などから調べることで、今もなお、地域の方から大切に受け継がれているのには理由があることを確認することができた。長坂に伝わる踊り「あさんがえし」については、地域の保存会の方から振り付けだけでなく、その意味や由来について教えていただき、運動会では全校で踊った。

5年生 世界の環境問題について考えよう 

 「環境」についていろいろなところで取り上げられているが、自分たちが住んでいる長坂の環境はもとより世界の環境問題について今まで考えたことがなかった。そこで,学校前を通る4車線の山側環状道路の車の交通量を調べることから始めた。そして,車の排気ガス量などから環境問題へと課題意識をもたせた。その後,森林破壊や温暖化等,各自が興味をもった課題について資料を調べ,現状や原因,解決策についてまとめた。また,これからの地球を守るために自分達にできることは何か話し合いを行った。

6年生 ひびきあう~今、自分達にできること~

 「自分たちの暮らす長坂のまちは、くらしやすいだろうか?」という問いから学習に入った。児童達は大乗寺公園等自然も多く、山側環状線もあって便利で暮らしやすいと答えた。しかし、「お年寄りや障害のある人たちはどうかな?」と問うと、答えに悩んでいる様子が見られた。そこで、全ての人が今より暮らしやすいまちになるように自分にできることを考えることを目標に、『福祉』についての学習を始めた。お年寄りや障害のある人たちの気持ちを少しでも理解するために、様々な擬似体験を行った。また校下にある介護老人保健施設の職員の方と利用者の方との交流や車いすバスケットボールの選手との交流も行った。

来年度の活動計画

今年度の活動を基にふり返りを行い、課題から全体計画、学年ごとのカリキュラムの見直し・作成を行う。令和2年度も、低学年は「生活科」、中・高学年は「総合的な学習の時間」を基本として学習を行っていく。学習内容は、今年度に引き続き「伝統・文化」「歴史」「環境」「福祉」をテーマに行う。ただし、社会や地域の変化にも対応して具体的な内容を変更していく場合もある。活動を発信する場として、令和2年度も「長坂台コミュニテイー」の開催を予定している。