2022年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 海洋, 気候変動, 環境, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 貧困
(1)活動の概要
当校の教育目標は「自主と協和の精神に富んだ、社会に役立つ勤労人となりましょう」である。その実現に向け、ESD(持続発展教育)の実践を通して、様々な考え方や文化との積極的な交流により、自らの考え方や文化を再認識し、互いに尊重したり互いのよさに学ぼうとしたりする態度の育成を目指している。
具体的には、環境教育、国際理解教育を柱に、①自然との共生に関わる活動、②貧困削減に向けた取組、③世界平和に向けた活動を行った。
① 自然との共生に関わる活動
ア 花テラスボランティア:緑化委員会を中心に学区内の長岡市緑花センター「花テラス」や長岡駅前で、花壇づくりや花がら摘み等を行った。
イ クリーン作戦:学校周辺のゴミ拾いや落ち葉拾いを行い、身近な環境について考える機会とした。
ウ ゴミ削減運動:学級内にゴミ箱を設置せず、自分の出したゴミは自宅に持ち帰ることによりゴミ削減の意識を醸成した。
エ 自然写真家による講演会の開催:自然写真家、松本紀生様によるアラスカ・フォトライブを行った。
② 貧困削減に向けた取組
ア ベルマーク回収:ベルマーク協会を通じて、学校備品を購入したり、友愛援助事業に寄付したりした。毎年約3万点を集めている。
イ 古紙回収:教室ごとに古紙回収袋を設置し、教室で出た古紙を回収した。回収された古紙は、再生可能紙として市の委託業者が回収している。
③ 世界平和に向けた活動
2年生の「総合的な学習の時間」に平和学習を行っている。戦争体験者から御講演をいただいたり、修学旅行で広島を訪問して地元中学生や高校生とパネルディスカッションを行ったりするなど、多様な活動に取り組んでいる。今年度は、「長岡空襲」の体験者から当時の話をインタビューして映像に残す「アーカイブ作成」や平和学習のまとめとして創作劇を制作・発表するなど、平和の尊さや戦争の悲惨さなどを地域などに発信している。
④ 国際理解のための取組
今年度、2年生が長岡市国際交流センターと連携し、ハワイホノルル市のミリラニ中学校の生徒とオンラインを介して、国際交流を行った。長岡市と姉妹都市であるハワイホノルル市の中学生とともに平和について意見交換を行ったり、お互いの文化について意見交換を行ったりした。
来年度の活動計画
例年どおり、環境教育、国際理解教育を柱に、下記の①自然との共生に係わる活動、②貧困削減に向けた取組、③世界平和に向けた活動を行う。
また今年度、生徒会でSDGs掲示板を作成し、関連する活動の様子を可視化した。引き続き、SDGsの視点を取り入れた活動の工夫を行う。さらに、ジェンダーレスに向けた取組を行い、人権に対する意識啓発を行う。 これらユネスコスクールとしての活動を、生徒会本部考案の南中学校オリジナルユネスコキャラクター「ゆねすこん」「たねねん」を活用して校内外にアピールしていく活動を増やし、全校への意識の定着を図る。 ① 自然との共生に関わる活動 花テラスボランティア、長岡花火後の清掃ボランティア、ゴミ出しボランティア、クリーン作戦 ② 貧困削減に向けた取組 ベルマーク回収、古紙回収、生徒総会などのタブレット活用(ペーパーレス化) ③ 世界平和に向けた活動 2学年での平和学習(「総合的な学習の時間」)
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