• ながのしりつひがしじょうしょうがっこう
  • 長野市立東条小学校〔キャンディデート校〕

  • Nagano Municipal Higashijo Elementary School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 減災・防災, 環境

所在地 〒381-1221 長野県長野市松代町東条2427
電話番号 026-278-2137
ホームページ http://www.nagano-ngn.ed.jp/higashjs/
加盟年 -

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉

⑴ 生物多様性に関わる活動
 3学年の理科の学習では、ナミアゲハを飼育し継続的に観察を行った。また、地域にある「オオムラサキの里」に保存活動団体から招かれ、オオムラサキの観察や越冬幼虫の保護活動に参加した。小さな命を育て観察した経験から、さらに本校校歌の歌詞にあるカイコについても卵から育て、生態観察を行う等、学びを深めた。
 高学年児童や児童会では、ホタルが生息できる環境保全のための河川清掃と、ホタル観察会実施に向けて地域の方への発信を行った。6月21日に実施したホタル観察会では、東条地区で約150匹の個体数を確認し、児童会「ホタル委員会」でホタル地図を作成した。
 さらに、地域の里山再生プロジェクトを立ち上げ活動している地域の方々から森の果たす役割について学び、協働で植樹活動や手入れ作業を行った。鹿の食害にあった木を目の当たりにする等、体験したことから新たな視点を得ることができた。
⑵ 人権や福祉に関わる活動
 3学年では、長野市の姉妹都市クリアウォーター市の教師との交流、障がい者や高齢者の福祉施設との交流等、様々な人と関わる活動を通して人権に関する学びを広げた。
 また、年2回福祉教育の視点から外部講師を招き、共生についての学びを深めている。3年生は、9月7日の松代地区人権集会で、飼育活動や様々な交流学習等のまとめを、地域住民に向けて発表した。
 なかよし月間を設け、児童の発達段階に応じた人権尊重の心情を育むことを目的に様々な授業や活動を実施した。児童会が中心となり、あいさつ活動や縦割り遊びの企画運営等による温かい学校づくりの取組を推進した。
⑶ 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等
 5学年では、地域の歴史や文化財に詳しい方を講師に地域探訪をしながら学んだ。また、稲作学習では、収穫後の稲わらを使って、地域の方に教えていただきながらしめ縄作りを体験する等、文化財ばかりでなく、地域の人との関わり、繋がりをつくって、学びを広げることができた。

来年度の活動計画

 本校は、「東条から学ぶ・東条を学ぶ身近な暮らしのSDGs」を活動テーマとして、各学年の発達段階に応じた、学習問題を設定し、主体的な活動を丁寧に紡ぎ、自分ごととして問題解決に取り組んでいく児童の育成をめざす。
 例えば、「手入れをしなければすぐに里山はだめになる」と述べ、国蝶オオムラサキの保全活動に取り組んでいる地域の方々から、その思いや活動の具体を学ぶこと等から、持続可能な自然環境のあり方について、具体的な行動がとれるような活動を計画していく。人・もの・こととの実体験を通した、関わりやふれあいを重視した活動の実施と、地域の専門機関との連携による評価などにより、活動内容の成果と課題が、児童自らにとっても明確になるようにしていく。児童個々の興味や関心を大切しながら、地域との関わりを深めることで、地域をよりよくしたいという思いの醸成につながった学習事例を継続させていきたい。

過去の活動報告