2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育

本校では、「関わり」「つながり」を大切に、「思考力」を育むという基本的な考え方(杜の里ESD)のもと、身近な自然、里山、歴史都市金沢などと関わる中で、自分を含む様々なものとのつながりを感じて、考え、伝えていく実践に取り組んだ。特に今年度からは、SDGsの観点を取り入れ、実践を行った。
各学年の取組は以下の通りである。

【1年】アサガオのつるを使ってリースづくりをしたり、近くの公園でとれるドングリや松ぼっくりを使っておもちゃを作ったりした。12月に行った秋のおもちゃ集会では、自分たちが学習した「季節を感じる遊び」などを、他学年に上手に伝えることができた。
【2年】畑や自分の植木鉢でナス、ピーマン、とうもろこし、ミニトマトなどの夏野菜を育てた。畑は教室横にあるので、毎日成長の様子を観察し、水やりなどのお世話をした。植物のお世話を通して、児童は生命の大切さを意識することができた。
【3年】「校区探検」では、身近な人や地域とのかかわりを通して、地域の良さに気づくことができた。また、「金沢の伝統を学ぶ」では和菓子作りや茶道体験を通して、金沢の文化についてそれを受け継いでいる人の思いや受け継がれている理由を考えることができた。
【4年】金沢の偉人調べや伝統工芸の学習をした。金沢には偉人がたくさんいることを学び、新聞にまとめ伝え合った。伝統工芸では、興味のある伝統工芸を選び、「華やか金沢」やタブレットを使って調べ、国語の学習を生かして「伝統工芸リーフレット」に伝統工芸の魅力をまとめることができた。また<3年生に伝統工芸のよさを伝えて、興味をもってもらおう>というめあてを持って、発表することができた。
【5年】里山を守るためにできることを考え、活動を行った。里山での田植え体験活動をしたり、地域の方から里山の自然や食文化、ホタルの生態などについて学ぶ学習会を開催したりした。自分たちの住む地域や里山に関して興味があるテーマを決め、図書資料やインターネットを使って調べ、まとめることができた。
【6年】金沢の歴史や伝統、食文化など、金沢の魅力について調べ、目黒区立中根小学校の6年生との交流の際に金沢城や兼六園の魅力を説明しながら交流した。また、SDGsの取組として自分が興味のある項目を取り上げて調べ、自分ができることをプレゼンテーションにまとめることができた。

今年度もコロナ禍のため、計画通りの活動ができなかった面もあるが、もりもり発表会などで、自分たちの学習したこと、考えたことを他学年などへ発信する活動ができた。
来年度は、さらにSDGsの観点をより意識した学習活動に取り組んでいきたい。

来年度の活動計画

来年度も新しい生活様式を考慮するとともに、SDGsをより意識した学習活動の充実を図っていきたい。

各学年テーマ

【1.2年】・・・わたしと自然(自然・地域)

【3年】・・・・・杜の里探検 出発!(地域・文化)

【4年】・・・・・体験しよう!伝えよう! 伝統が息づくまち金沢・思いやりの心      (文化・福祉)

【5年】・・・・・自然・文化豊かな金沢をめざして(環境・文化)

【6年】・・・・・杜の里から未来へ(文化・キャリア教育)