2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校では、「関わり」「つながり」を大切に、「思考力」を育むという基本的な考え方(杜の里ESD)のもと、身近な自然、里山、歴史都市金沢などと関わる中で、自分を含む様々なものとのつながりを感じて、考え、伝えていく実践に取り組んだ。
各学年の取組は以下の通りである。
【1年】アサガオのつるを使ってリースづくりをしたり、近くの公園でとれるドングリや松ぼっくりを使っておもちゃを作ったりした。12月に開いた年長さんを迎える会では、自分たちが学んだ季節を感じる遊びなどを、上手に伝えることができた。
【2年】畑や自分の植木鉢でナス、ピーマン、とうもろこし、ミニトマトなどの夏野菜を育てた。畑は教室横にあるので、毎日成長の様子を観察し、水やりなどのお世話をした。
【3年】校区探検をして、身近な人や地域とのかかわりを通して、その良さに気づくことができた。また、金沢に伝わる和菓子について学んだ。和菓子作りについて職人さんから教えてもらい、体験活動を行い、生菓子を作ることができた。
【4年】金沢の偉人調べや伝統工芸の学習をした。金沢には偉人がたくさんいることを学び、新聞にまとめ伝え合った。伝統工芸では金沢仏壇商工業協同組合の職人さんから、金箔の歴史・現状を教えてもらうとともに、箔押し体験を行い、オリジナルのお皿を完成させることができた。
【5年】里山守ろうプロジェクト(SMP)を立ち上げ、里山の環境を守るためにできることを考え、活動した。NPO法人の方々との田植えや稲刈りの体験活動や、里山の自然や食文化、ホタルの生態などについて学ぶことができた。
【6年】金沢の歴史や伝統、食文化など、金沢の魅力について調べ、紹介パンフレットを作成した。そのパンフレットは目黒区立中根小学校の6年生へ送ることで発信した。また、国語と総合の時間を活用し、SDGsの取り組みについて学んだ。市役所の方や国連大学の先生をゲストティーチャーとしてお招きし、自分が社会に出たときに大切にしたいことや具体的な取り組みを宣言する学習をした。

今年度もコロナ禍のため、計画通りの活動ができなかったこともあるが、もりもり発表会などで、自分たちの学習したこと、考えたことを他学年などへ発信する活動ができた。

来年度の活動計画

来年度も新しい生活様式を考慮した学習に取り組むとともに、SDGsを意識した学習活動の充実を図っていきたい。

各学年テーマ

【1・2年】・・・わたしと自然(自然・地域)

【3年】・・・杜の里探検 出発!(地域・文化)

【4年】・・・体験しよう!伝えよう!伝統が息づくまち金沢・思いやりの心(文化・福祉)

【5年】・・・自然・文化豊かな金沢をめざして(環境・文化)

【6年】・・・杜の里から未来へ(文化・キャリア教育)