2022年度活動報告
本年度の活動内容
文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
本校では、建学の精神「礼節」・「勤労」のもとに行う学校の教育活動全般を通して、「『共に生きる』人々との関わり方」「様々な文化や国々との関わり方」「自然や環境との共存」』について考え、お互いを尊重しながら共存していくことの大切さを感じ、その実現のために主体的に行動できるグローバルな視野を持った生徒を育成するために、ユネスコが重点的に取り組む3つの分野に取り組んでいる
①地球市民および平和と非暴力の文化
a チョコレートから世界を考える
チョコレートから広がる世界について調べ、自分たちの生活が児童労働ともつながっていることについて考えた。
b Pamodzi
インターアクト部の生徒によるバッグ販売を通した、アフリカマラウイとの協働。相手の置かれた状況を理解し、共に幸せになれるよう活動を行っている。
c 国際平和デー
図書室にて有志生徒による国際平和デーの展示を行った。
d 人権フォーラム2023
姉妹校である宮崎国際大学で行われた人権フォーラムに参加し、厳しい状況に置かれている人たちの話を聞き自分たちの問題として捉えた。
e WFP講演会
WFP日本代表焼家直絵氏に「世界が抱える食糧危機問題の現状や貧困と飢餓」について映像や実際の経験に基づいて講演いただいた。
②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル
f 台湾とのオンラインを通したSDGsについての学びの共有
グローバルコースの生徒が、オンラインを用いて、台湾高級中学校と、SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」をテーマに自然環境に関し、それぞれの国が抱えている問題や、解決に向けた取り組みについて発表を行った。
③ 異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重
g MGHツーリストお薦め世界遺産ツアー
世界史の授業において、生徒が興味を持った国と世界遺産について旅行パンフレットを作製した。その土地の人たちの生活について知り、文化遺産や自然遺産の保全や保護について考えた。
h 1day campass
年に3回、宮崎国際大学で1日を過ごす。外国人教員による異文化、グローバルシチズンシップやSDGsに関する授業を受けている。
来年度の活動計画
2023年度は、多文化共生に向けた教育の取り組みを進めていく。2020年度の調査によると、宮崎県全体で226名の外国につながる児童・生徒がいる。また、地域には、技能実習生や日本語を学ぶ外国籍の生徒も多くいる。生徒が、身近なところにいる人たちに関心を持ち、相手の置かれている状況や、文化や宗教などを理解し、自分たちにできることについて具体的に考え、行動できるような教育を、外部団体などの協力を得ながら行っていきたい。