• まつばらしりつみやけしょうがっこう
  • 松原市立三宅小学校

  • Matsubara Municipal Miyake Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒580-0046 大阪府松原市三宅中2-14-21
電話番号 072-332-0813
ホームページ http://www.e-kokoro.ed.jp/matsubara/miyake/
加盟年 2008

2024年度活動報告

活動分野

減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、本校は、「一人ひとりを生かす教育の創造」を教育目標として、ESDの実践を通して系統的・継続的に、「自ら考え、行動できる力の育成」に取り組んできた。

地域学習・人権学習を柱として、①安心安全な学校づくり②農業体験を通して学ぶ活動③さまざまな出会いから学ぶ活動に取り組んだ。

①安心安全な学校づくり

松原市では市内22の小中学校が、インターナショナル・セーフ・スクール(以下ISS)」の国際認証を得て再認証に向けて取り組みを続けている。令和6年度も児童は、自分たちにとっての安心安全な学校づくりにむけて校区の小・中学校とも連携しながら、子ども達が主体的に取り組み、自己有用感や自己肯定感を育んできた。これは、よりよい社会をつくる主体者となることにつながる取り組みであると考える。

6年生は、修学旅行を通して平和学習や被爆者の方などからの聞き取りを通し「今、自分たちにできることは何か」を考えた。SDGsの開発目標をもとに三宅小学校をよりよくし、だれもが安心安全にすごす取り組みについて考え、それをMPDs(三宅小パワーアップ大作戦)として、各班が提案する国語科の授業を行った。その結果から学年で最も良い提案と認められたものが「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」。これを、学校全体で取り組むため児童朝会で全校生に呼びかけ、全校生が節約を心掛ける週間としてMPDs三宅小パワーアップ大作戦 節約ウィークとした。

一人ひとりが意識して明るいところや使っていない教室の電気は消して節電するようステッカーも作り意識づけた。

②農業体験を通して学ぶ活動

本校の校区は古くから農業の盛んな地域にある。本校では以前から地域の伝統文化の学習や稲作体験を通じて、環境問題や地域の環境保全を考える学習に取り組んできた。           米作り体験は、三宅地区土地改良区の協力を得て、5年生が中心となって取り組んでいる。  年度当初に6年生から一年間の活動について聞き取りし、土地改良区の方を中心に指導助言を得ながら、田んぼのごみ拾い、田植え、稲刈り、脱穀、収穫祭、しめ縄づくりなど、米作りに関わった。収穫した米を、校区の幼稚園、中学校や福祉施設に届けもちつき大会に使ってもらったり、神社では、餅つきのお手伝いをさせてもらったりした。

自然環境や農業についても学びを深めるだけでなく、様々な活動を通して地域の方々に教わりながらコミュニケーションをとることができた。

③さまざまな出会いから学ぶ活動

5年生以外にも、1年生は、校区の幼稚園児を招いて、手作りおもちゃのお店で招待した。2年生は校区の図書館や郵便局、消防団などに出向き、話を聞かせてもらったり体験させてもらったりした。3年生は、消防署や消防団の方から煙体験や放水体験などを含む体験と活動内容について話をしてもらった。4年生は、市の危機管理課による防災の話や災害時の避難所設営時に使う資材を見せてもらったりした。6年生も平和学習だけでなく「性の多様性」についての話を聞いたり、法教育の出前授業を行ったり、人との出会いを通して強く心に残るものを増やしながら学んでいる。保護者がゲストティーチャーになることも多々ある。

ゲストティーチャーとの出会いを軸に、児童の成長段階に応じためあてをもち、ていねいな振り返りを行うことで、児童の日々の暮らし方や生き方につながるよう学びを深めている。

来年度の活動計画

令和7年度も、子ども主体の安心安全な学校づくり、地域学習、人権学習を柱に、これまでの取組のねらいを明確にし、重点的に取組を進める。

これまで大切にしてきた全員参加の授業づくりを中心に、教職員が日々の授業の中で、子どもたちの人権感覚をきたえられるよう教職員自身の資質向上に努める。だれ一人取り残さない安心できる学習環境づくりと、子どもの力を信じて、子どもたちが活躍する場面を設定し、自己有用感や自己肯定感を育む。

子どもたち一人ひとりが、地球市民として多様性と平和を大切にし、持続可能な社会の主体的な担い手となれるよう、学校全体としての取り組みを効果的に積み上げていきたい。

過去の活動報告