2021年度活動報告

本年度の活動内容

新潟小学校は、「自分大好き、学校大好き、地域大好き」を学校理念にESDを教育活動の核として「自分に自信をもち、地域に誇りをもつ心豊かな子どもの育成」を目標としている。

① 地域に伝わる伝統芸能「獅子舞」の継承活動の推進
校区の小栗山不動院に３５０年以上前から伝わる獅子舞を平成８年度から学校の教育活動に取り入れ、2６年目になる。本年度も５・６年生が総合的な学習の時間に獅子舞活動を行い、小栗山地域の獅子舞保存会の方から指導を受け、笛、太鼓、獅子舞、神楽舞の技術を学んでいる。12月からは4年生が活動に参加し、技と伝統が次の学年へと引き継がれる。本年度も、対外的な行事への参加は限定された状態であったが、小栗山不動院大祭や学習発表会等で獅子舞を披露し、多くの保護者から喜んでいただいた。獅子舞を継承する活動を通して、「自分大好き、学校大好き、地域大好き」な新潟小学校の児童が育っていると感じる。
② 花と緑とかかわる体験活動
ア 全校縦割り班活動による花の世話
花いっぱい運動の一つとして、全校縦割り班で花壇の花植えを行った。環境委員会が花の種類や数を考えて各班に配当し、それぞれの班長が中心となって、きれいに見えるような植え方を考え、協力して植えた。日常的な世話についても、環境委員会が積極的に呼び掛け、水やりや草取りなどの世話を責任もって行った。
イ 学校の森（「いこいの森」）を生かした体験活動
校舎脇の「いこいの森」は、児童が森の中を散策したり落ち葉や木の実を使って遊んだり、自然に親しみながら楽しむ場である。また、理科や生活科、総合的な学習の時間、図工などの学習の場でもある。本年度も、樹木や草花の観察、枝や木の実、葉などを使った工作など、身近な自然を楽しむ児童の姿が多く見られた。

来年度の活動計画

・ESD・SDGsについて、引き続き教職員で研修を重ね、「持続可能な社会の創り手」の育成を掲げる新学習指導要領に沿った教育活動の改善と充実を図る。
・地域の伝統芸能「獅子舞」の継承活動の充実を図るとともに、より一層児童が主体的に取り組める活動になるよう工夫する。また、地域とともに歩む学校の教職員として、伝統芸能の継承活動の意義を見直し、活動を支援する。
・学校の環境美化及び花いっぱい活動や学校の「いこいの森」整備に関わって、ＰＴＡや地域との協力体制をよりよい方法で継続していくための方策を探る。また、児童会活動や縦割り班活動を通して、児童が花や緑を育てる活動の意義を重視し、自主的に取り組むことができるように、活動を計画する。