2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 環境, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 福祉

本校は、「民主的に生きる市民を育む」を学校理念として、ESDを地球市民に育つための活動と捉え、ESDの実践を通して社会や世界の課題を知り、自ら行動を起こす力の育成を目標としている。小学部の「テーマ」学習、中学部の「ワールドオリエンテーション」学習の時間を中心に、学期ごとに環境・人権・平和・市民性のカテゴリーからスタッフが提案するテーマに沿って、ホールスクールアプローチ的に学習に取り組んでいる。
 2019年度は、1学期に小学生は「宇宙」中学生は「水」、2学期に小学生は「さべつのたね」中学生は「韓国・朝鮮半島」のテーマで学習した。また、3学期は全校で「メディアリテラシー」の学習を行う予定となっている。それぞれ以下のような目標と見学先等、発表内容となった。
1学期「宇宙」(小学部)
目標:宇宙を身近に感じ、広い視点で自然のことを知って考える

見学等:ブレインアカデミーの山本タクシさんのお話・池田市立五月山児童文化センターのプラネタリウム見学など

発表内容:「宇宙に生物はいるのか?」「宇宙の時間はどうなっているのか」などのテーマで発表

1学期「水」(中学部)

目標:身近な存在である水に着目して、各自の興味関心から問いを広げ、水資源に関連することを主体的に学ぶ

見学等:津波・高潮ステーション・神戸ウォーター・雪の結晶を作る実験・橋本淳司さん(水ジャーナリストへのインタビュー

発表内容:「日本人に合う水とは」「津波の恐ろしさ」「国際河川による水争い」などのテーマでプレイステーションとブースでの質疑応答

2学期「さべつのたね」(小学部)
目標:みんな違うということを実感し、その上でどのように過ごしていくのか考える

見学等:脊髄性筋萎縮症の折田涼さん宅訪問・ライトピア21(萱野人権文化センター)訪問など

発表内容:「LGBT」「HSC」「違いが不幸になる時、幸せになるとき」などのテーマで発表

2学期「韓国・朝鮮半島」(中学部)

目標:韓国・朝鮮半島のことを知り、現地の人と交流して自分の興味関心に沿って探求する

見学等:コリアNGOセンター訪問・韓国のゼチョン・ガンジースクール訪問

発表内容:「朝鮮半島と他国の関係」「日本と韓国のちがいと共通点」などのテーマでプレゼンテーションとブースでの質疑応答

3学期「メディアリテラシー」】学習中

来年度の活動計画

今年度までと同様に、「民主的に生きる市民を育む」を学校理念として、ESDを地球市民に育つための活動と捉え、ESDの実践を通して社会や世界の課題を知り、自ら行動を起こす力の育成を目標とした活動を継続する。小学部の「テーマ」学習、中学部の「ワールドオリエンテーション」学習の時間を中心に、学期ごとに環境・人権・平和・市民性のカテゴリーからスタッフが提案するテーマ「平和学」「気候変動」「防災」に沿って、ホールスクールアプローチ的に学習に取り組む。