• りんでんほーるすくーるちゅうこうがくぶ
  • リンデンホールスクール中高学部 〔キャンディデート校〕

  • Linden Hall High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, エコパーク, ジオパーク, グローバル・シチズンシップ教育(GCED), その他の関連分野

所在地 〒818-0056 福岡県筑紫野市二日市北3丁目10-1
電話番号 092-929-4558
ホームページ https://lindenhall.ed.jp/highschool/
加盟年 -

2023年度活動報告

活動分野

海洋, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は「個性を伸ばし、自信を付けて世界に送り出す」ことを使命として、ESD、SDGs、環境問題の取り組みを通して、「日本人としてのアイデンティティーと国際的な視野を持った国際人の育成」を目標としている。

環境教育並びに英語イマ―ジョン教育の教育課程特例校として文部科学省より指定を受けている本校は、6年間一貫した環境教育とグローバル教育を行っている。

環境教育において、前期課程では各学年「環境」の授業が35時間あり、水、大気、地と人間、動植物などの関係を体系的に学び、それが人々の生活にどのように関係しているかを「グローバルに考え、ローカルに行動する」というアプローチで学習している。学内にあるイングリッシュガーデンでの生態研究、福岡市の地震や台風、洪水などの事例研究などに取り組んだ。全体活動として海浜清掃は欠かさず取り組んでいる。後期課程では、前期課程での学びと活動をもとに、個人、グループで課題研究、プロジェクト活動につなげている。

今年の12年生は、海ごみであるプラスティックの海洋汚染の問題に取り組み、海浜清掃から始め、回収プラスティックを活用して新商品を作り、それを学園祭等で売ることで人々に問題喚起を行った。この活動は九州大学「うみつなぎシンポ23」で発表した。

本校は2021年よりオーガニック給食を提供している。今年度は、このオーガニック給食を通してESD委員会、保健委員会が中心となって、オーガニック野菜がなぜ人間の身体や環境にいいのか、持続するためには何が必要なのかなどを調査、研究している。また、ESD委員会では給食の生ごみ、食べ残しをコンポストにし、それを使って校内の畑で野菜を育て、その野菜を給食に使ってもらうという「循環」を実行する活動も行っている。このオーガニック給食の取り組みについて、代表が11月にユース水フォーラムアジア2023で発表した。

また本校は、英語イマ―ジョン教育、国際バカロレアディプロマプログラムの実施、積極的な海外留学の実施及び留学生の受け入れを通して、すべての教科、クラス活動において、異文化理解、ジェンダー平等を含めた人権教育、国際理解、グローバル・シチズンシップ教育を行っている。コロナ後、初めての海外研修となった11年生の研修旅行はマレーシアの学校の生徒と交流し、お互いにプレゼンし合うことで異文化理解、多様性の理解を深めた。さらに、シンガポールの水政策について学ぶ活動も行い、海外の環境問題やその施策を間近にして、グローバルな視点での問題意識を養うことができた。

来年度の活動計画

2023年度に再開した交換留学をさらに積極的に進め、異文化理解、国際理解を進める。

環境教育、グローバルシチズン教育もさらに深めていく。環境教育では、海洋問題に焦点を当て、後期課程では海洋におけるマイクロプラスティックが海洋生態系に与える影響ということで調査を実施したい。前期課程では、海と森をつなぐ渡り鳥が今どうなっているかを中心として環境紋愛に目を向けさせていきたい。オーガニック給食、オーガニック野菜についての調査、研究活動は継続し、人々の身体や生活にどのような影響があり、持続するためにが何が必要かを考えていく。

過去の活動報告