所在地 | 〒703-8275 岡山市中区八幡8-1 |
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電話番号 | 086-275-0130 |
ホームページ | http://www.city-okayama.ed.jp/~kyokuryus/ |
加盟年 | 2015 |
2024年度活動報告
生物多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉
本校は「わたしがすき あなたがすき みんなかがやく旭竜っ子の育成」を学校教育目標とし,ESDを学校づくりの一つの柱として指導の重点に位置づけ,自分と地域とのかかわり方と未来を考える力の育成を目標とした。
具体的には,環境学習,障碍者福祉,高齢者福祉,地域の歴史学習を柱に,
①アユモドキにつちえの調べ学習 ②ユニバーサルデザイン等に関する調べ学習,障碍者体験に関わる活動,③「福祉のまち・旭竜」を意識し「地域での支え合い」をテーマにした高齢者体験に関わる学習,④地域の歴史文化遺産に触れたり,調べたりする地域の歴史学習に関わる活動に取り組んだ。
①アユモドキについての調べ学習
百間川に生息する生き物について学習を行った。百間川に生息する生き物について調べることで,アユモドキの生態について知った。本やインターネットでしらべることで,絶滅危惧種であるアユモドキを守るために,自分たちにどのようなことができるか考えることができた。
②ユニバーサルデザイン等に関する調べ学習,障害者体験に関わる活動
「障碍者福祉」を中心にして学習を行った。ユニバーサルデザインについての調べ学習を行った。身の回りにあるユニバーサルデザインの取り組みにはどのようなものがあるのか知ることができた。アイマスク体験,車椅子体験などの体験学習に取り組んだ。その中で,体が不自由な方の思いに気づき,よりよい社会にするために自分たちができることは何かを児童一人ひとりが考えることができた。
③「地域での支え合い」をテーマにした高齢者福祉に関わる学習
「福祉のまち・旭竜」を意識しながら,「地域での支え合い」をテーマに学習に取り組んだ。今年度は,こども園の児童の交流したり,地域の婦人会と交流をしたりしていった。どんなことを一緒にしたら喜んでもらえるかを意識しながら,交流する相手が楽しめるようなものを考え,相手に合わせた活動を考えていった。その中で,地域の中で身近な人のために自分は何ができるかを考え,助け合いの大切さを学んだ。
④地域の歴史遺産に触れたり,調べたりする学習
旭竜小学校区の史跡について郷土史家の先生の協力のもと学習を進めた。旭竜小学校区に残る史跡を実際に見ながら説明を聞いたり,質問に答えてもらったりした。その中で,昔の人々のくらしに思いを馳せ,地域の歴史について学びを深めることができた。さらに学区の方のふるさとに対する思いや今後の展望を聞くことで,自分なりの地域に対する意見や感想をもつことができた。これらの活動を通して,地域の歴史・文化への理解を深めるとともに,地域の宝を守り引き継いでいこうとする思いを深めることができた。
来年度の活動計画
〇みんなにやさしい街~旭竜学区~
〈アユモドキの生態調査〉3年生
アユモドキについて調べ,調べたことを新聞にまとめたりすることを通して,百間川に生息する生き物に親しみをもつことができるようにする。
〈車いす・アイマスク〉4年生
福祉について調べたり,体験活動をしたり,調べたことをまとめて発表したりすることを通して,自分のできる範囲で福祉活動を実施していくことができるようにする。
〇みんなにあたたかい~旭竜学区~
〈地域の人との交流〉5年生
園児やお年寄りとの触れ合いを通して,園児やお年寄りをはじめとした社会的弱者への理解を深め,自分にできることを考えることができるようにする。
〇美しい郷土,未来へつなげ
〈歴史探検〉6年生
高島中学校区の歴史遺産についての講話を聴いたあと,地域にある史跡を実際に見学したり,調べたりすることで,豊かな歴史をもつ旭竜学区のすばらしさに気づき,これからの地域をつくる担い手であるという自覚をもてるようにする。