• わかやまけんりつくしもとこざこうとうがっこう
  • 和歌山県立串本古座高等学校

  • Wakayama Prefectural Kushimotokoza High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, ジオパーク

所在地 〒649-3503 和歌山県東牟婁郡串本町串本1522
電話番号 0735-62-0004
ホームページ https://www.kushimoto-h.wakayama-c.ed.jp/
加盟年 2007

2025年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, エコパーク, ジオパーク

1 学校理念とESDの位置づけ
本校は、「豊かな心と確かな学力を身につけ、個性の伸長をはかることにより、持続可能な地域や社会の形成者として貢献できる人間を育成する」ことを教育目標として掲げている。本校では、この教育目標における「地域や社会」を、人々が生活を営み、持続可能な開発に関わる諸課題を内包した生活の場として捉えている。こうした認識のもと、ESDを教育目標達成に資する有効な教育的手法として位置づけ、その実践を通して、主体的に地方創生に参画し、地域社会に貢献できる人材の育成を目指している。
2 地域特性を生かした教育資源の活用
本校が所在する地域は、南に太平洋、北に紀伊山地を臨み、ラムサール条約登録湿地である世界最北のサンゴ群落、南紀熊野ジオパークを構成する多様な地質資源、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」など、自然的・文化的価値の高い地域資源に恵まれている。また、歴史的にアメリカやトルコとの国際的交流を有し、近年では民間企業として国内初となるロケット発射場が町内に建設されるなど、新たな地域資源も加わっている。本校では、これらを教育資源として積極的に活用し、地域と連携した特色ある教育活動を展開している。
3 国際理解に係る学習
国際理解に係る学習として、ベルギー及びオーストラリアからの聴講生を受け入れ、交流活動を実施している。また、学校設定科目「地域探究」「文化共創探究」において、国際的視点を取り入れた探究的学習を行っている。特に今年度は、第2学年の英語科において、海外とオンラインで接続し、理系・医学分野に関する取組についての発表及び相互交流を実施した。
4 生物多様性・環境に係る学習
生物多様性及び環境に係る学習では、「水産生物探究」「マリンスポーツ」「ジオパーク学」等の学校設定科目や「総合的な探究の時間」を通して、生物多様性の保全や自然環境の持続的利用、地域のジオ資源や世界遺産に関する理解を深めている。また、徳島県で開催された「とくしま高校生エシカルサミット2025」に参加し、とくしまサステナブル賞(第3位相当)を受賞した。
5 住み続けられるまちづくりと防災に係る学習
住み続けられるまちづくりに係る学習として、串本町・古座川町役場及び地域団体と連携し、地域の魅力の発見・発信に取り組んでいる。防災分野では、JR西日本等と協働した津波避難訓練の実施や、被災地である石川県珠洲市の高等学校と連携した防災学習を行い、地域コミュニティと協働した防災・減災に関する実践的な学習を進めている。
6 文化の継承に係る取組
文化の継承に係る取組として、文化祭において地域の祭礼で受け継がれてきた獅子舞を、生徒主体で運営・演舞した。また、「総合的な探究の時間」では、地域で伝統的に製作されてきた祭礼用の篠笛の製作プロジェクトに取り組み、地域文化の継承と次世代への発信を図った。

来年度の活動計画

本校では、当地域ならではの豊かな教育資源である海洋資源、地質資源、歴史資源及び宇宙資源を相互に関連付けた教育活動を展開することにより、地域が抱える多様な課題を生徒一人一人が自分ごととして捉え、主体的に課題解決に取り組む資質・能力の育成を目指す。

特に、令和8年度より開設予定の学校設定科目「宇宙観測と利活用」を核として、関連するクラブ活動及び「総合的な探究の時間」において、本校に設置されたパラボラアンテナを活用した学習を推進する。取得した観測データの分析を通して、海洋環境の把握、防災・減災への応用、環境保全に関する理解を深めるとともに、科学的根拠に基づく探究的学習を実施する。

さらに、大学や研究機関、自治体等の関係機関との連携を一層強化し、専門的知見を取り入れた実践的な教育活動を展開する。これらの取組を通して、地域課題の解決に向けて主体的に行動し、持続可能な地域社会の形成に貢献できる人材の育成に注力していく。

過去の活動報告