2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 持続可能な生産と消費, 食育

本校は、「黒中生が世界を変える~身近なことから未来へつなぐ~」を活動テーマとして、1年生「調べる」(計画)、2年生「深める」(実行)、3年生「広げる」(深化)という3カ年の流れを作り、学年ごとに取り組みを行っている。また、本校ではユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野の学びを通して、グローバルな視野に立ち、主体的に行動するための態度や能力の育成を目標としている。

◇1年生「調べる」

1年生では、SDGsとは何か、なぜ17の目標が設定されているのか、世界の現状はどうなっているのか、今SDGs達成に向けてどんな活動が実践されているのかなど、様々な視点から調べ、その情報を共有する活動を通して、次年度のSDGs達成に向けての活動意欲を高められるようにした。

 

◇2年生「深める」

2年生では、1年生での学びから国際理解・国際協力をテーマに今自分たちにできることは何かを考え、実際にSDGs達成に向けて、以下の3つの活動を行った。

①ごみゼロ運動:ゴミ箱を学年に1つだけ設置し、毎週計量しグラフ化することで、全体のごみ量を減らす活動

②国際協力:JICAが行っている「笑顔のためにプログラム」へ参加し、本校だけでなく近隣小学校などにも協力を呼びかけ、家で眠っている物資を外国の子どもたちのもとへ届ける活動

③国際理解・環境:エシカルファッションの中でもフェアトレード商品や再資源化商品に着目し、文化祭で商品を展示・広報用パンフレットの作成をする活動

 

◇3年生「広げる」

3年生では、2年生での環境をテーマとした活動を継続するとともに、さらに視野を広げ、SDGs達成に向けた活動が、学校における特別な活動ではなく、日常生活におけるあたりまえの行動という意識をもつ人材育成を目指した活動を行った。

①不要となったTシャツを用いたエコバック作成

②着用しなくなった洋服の回収・リサイクル

③ペットボトルキャップの回収・寄付

④残食を減らす取組

来年度の活動計画

2022(令和4)年度では、現在の1年生「調べる」(計画)、2年生「深める」(実行)、3年生「広げる」(深化)という3カ年の流れをもとに、学年ごとに活動を行う予定である。新3年生では、引き続き5月のJICA「笑顔のためにプログラム」への参加・ごみゼロ運動、新2年生では2021年度の学びをもとに活動内容を検討していく予定である。

さらに、生徒会専門委員会による活動(残食点検、地域住民との撥川清掃)や、部活動(エコガーデニング部によるホタル育成・放流)などを予定している。