2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解, 食育, 貧困, その他の関連分野

 本校は,平成26年度にユネスコスクールに認定された。ユネスコの理想を実現するために,平成27年度から,児童自身が身近なものから課題を見付けて解決していこうとする意識をもてるように,児童のESD委員会を立ち上げ,「未来につなごう 笑顔のバトン」をスローガンとして,今年度も様々な取組を実施してきた。

 具体的には,未来像を予測して計画を立てる力,他者と協力する態度,つながりを尊重する態度を育むことを柱とし,①国際理解に係わる活動,②貧困に係わる活動,③地域ボランティアに係わる活動を行った。

① 国際理解に係わる活動
 ユニクロが行っている,難民へ衣服を送る活動「“届けよう,服のチカラ”プロジェクト」の主旨に賛同し,学校や地域のコミュニティセンターへ呼びかけ,衣服の回収を行った。

② 貧困に係わる活動
 継続して活動したことは,ペットボトルキャップ回収である。キャップのリサイクルで,世界の子どもたちにワクチンを贈ることができることを知り,毎週回収活動を行った。回収業者からの集計結果を掲示し,どのくらいの量のワクチンに変えることができたのか,成果の視覚化にも力を入れた。その他にも,毎年続けているユニセフ募金やユネスコ世界寺子屋運動も行った。

③ 地域ボランティアに係わる活動
 今年度も人や地域と自分のつながりに関心をもたせ,それらを尊重できる児童の育成を目指し,ESDパスポートを活用した児童の自主的なボランティア活動を推奨した。成田ユネスコ協会,NPO法人「住まい・まち研究会」(グループリビング「ももとせ」),コミュニティセンター「もりんぴあ」,グループホーム「きらら」に協力を依頼し,ボランティアの場を提供していただいた。

来年度の活動計画

 当校は創立13年目で,比較的新しい学校である。施設の面でも「絶対にこれがほしい」というものが少ない環境にある。その恵まれた環境の中で,世界や地域の問題を自らの問題としてとらえさせることは少し難しいが,とても大切なことだと考えている。その課題解決のために自分たちにもできることがあることに気付き(Think globally , Act locally),実行していけるようにしていきたい。
・学校のスローガンおよびユネスコスクールであることを,全校児童にあらた
 めて周知する。

・笑顔で楽しい学校生活を送るためにできることを各委員会で考え,実践す
 る。

・ESDパスポート事業を継続していく。