2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

福祉, 持続可能な生産と消費

本校は,平成26年度にユネスコスクールに認定された。ユネスコの理想を実現するために,平成27年度から,児童自身が身近なものから課題を見付けて解決していこうとする意識をもてるように,ESD委員会を立ち上げ,「明るいあいさつ 笑顔であふれる学校」をスローガンとして,今年度も様々な取組を実施してきた。
具体的には,未来像を予測して計画を立てる力,他者と協力する態度,つながりを尊重する態度を育むことを柱とし,①国際理解に関わる活動,②貧困に関わる活動,③地域ボランティアに関わる活動を行った。

① 国際理解に関わる活動

ユニクロが行っている,難民へ衣服を送る活動「“届けよう,服のチカラ”プロジェクト」の主旨に賛同し,学校や地域のコミュニティセンターへ呼びかけ,衣服の回収を行った。なお,今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で活動できなかった。

② 貧困に関わる活動

継続して活動したことは,ペットボトルキャップ回収である。キャップのリサイクルで,世界の子どもたちにワクチン接種を受けられることを知り,毎週回収活動を行った。回収業者からの集計結果を掲示し,集まったペットボトルキャップでどのくらいのワクチン接種ができたのか,成果の視覚化にも力を入れた。その他にも,毎年続けているユニセフ募金やユネスコ世界寺子屋運動も行った。

③ 地域ボランティアに関わる活動

今年度も人や地域と自分のつながりに関心をもたせ,それらを尊重できる児童の育成を目指し,ESDパスポートを活用した児童の自主的なボランティア活動を推奨した。成田ユネスコ協会,NPO法人「住まい・まち研究会」(グループリビング「ももとせ」),コミュニティセンター「もりんぴあ」,グループホーム「きらら」に協力を依頼し,ボランティアの場を提供していただいた。

※今年度は様々な制約があり,十分な活動ができなかった。

来年度の活動計画

本校は創立15年目で,比較的新しい学校である。施設の面でも「絶対にこれがほしい」というものが少ない環境にある。その恵まれた環境の中で,世界や地域の問題を自らの問題としてとらえさせることは,とても大切なことだと考えている。その課題解決のために自分たちにもできることがあることに気付き(Think globally , Act locally),実行していけるようにしていきたい。
・学校のスローガンおよびユネスコスクールであることを,全校児童にあらためて周知する。

・校内の笑顔を増やすため,各委員会で活動する。

・ESDパスポート事業を継続していく。