2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等

今年度も例年と同様の取り組みを行った。豊かな自然と大切にされてきた地域の文化や伝統,産物などに親しむ経験を積み上げることで,温かい地域に支えられて育っていることに感謝し,ふるさとを想い,大切にしながら,ふるさとの自然や環境を仲間と共に守り発展させていこうとする心や態度を育むことを目標にしている。主な活動としては,①クリーンアップ光南台,②なかよし活動,③甲浦なかよし隊の3つの活動を行っている。
①クリーンアップ光南台について
中学校区の活動として,毎年9月に中学校が中心となって,地域の人,中学校,小学校で連携して清掃活動を行っている。周辺の自然環境と自分たちの暮らしのつながりについて考えるために,中学生とともに清掃活動を行った後,集めたごみを観察したり,仕分けしたりして,様々な人やが暮らしやすい社会を作ろうとする態度を育てている。
②なかよし活動について
全校児童が20の縦割り班に分かれて,ショート(月に1回程度,業間休みを使って実施)とロング(半年に1回総合的な学習の時間など2時間を使って実施)の時間を設定し遊んだり活動したりしている。体験を積み重ねる中で,高学年がリーダーシップをとり,計画から実施振り返りまでをスムーズに行えるようになり,関わりを徐々に深めながら仲間づくりができた。
なかよし活動ロングの時間には,学区の中にある「赤木自然林(学校林)」と「飽浦海岸」に分かれて,それぞれの環境の中で,6年生がリーダーとなり,遊びやクイズなどを考え,班ごとに活動を楽しむことができた。
赤木自然林では,木々や草花,虫を探しながらネイチャーワークを楽しんだ。6年生は,事前に探す植物や虫の写真を撮ってラミネートカードを作り, 活動が楽しめるようにした。
飽浦海岸では,事前に調べた砂浜の生き物をデジタルカメラで撮ってカードにし,班で協力して生き物探しをしたり,海岸から見える物や景色を探したりした。また,砂浜で砂山や水路作りをし,上級生も下級生も自然の中での遊びを楽しむことができた。
活動後は,感想や絵をかき,楽しかった思いや気づきなどポートフォリオ形式で記録を残している。また,高学年の企画,準備,運営の様子も併せて校内に掲示し,それぞれの班の活動の様子や感想を全校で共有している。
また,学校全体での「キラリカード」の取り組みと合わせて,お世話をしてくれた友達にお礼のカードを書いたり,頑張っている友達を称賛するカードを書いたりして,友達との関わりを振り返ることができた。
③甲浦なかよし隊について
各学年の活動を,自然や環境・文化への関わりが持てるように,教科や総合的な活動の時間と関連づけながら横断的,縦断的に計画した。それにより,低・中学年では自然や文化への関心や意識の芽生えに繋げることができている。また,高学年では環境保全を活動の中心としながら,自分たちの暮らしをより豊かにするための実践力の向上に繋げることができた。

来年度の活動計画

今年度と同様に,豊かな自然と大切にされてきた地域の文化や伝統,産物などに親しむ経験を積み上げていきたい。そして,温かい地域に支えられて育っていることに感謝し,ふるさとを想い,大切にしながら,ふるさとの自然や環境を仲間と共に守り発展させていこうとする心や態度を育む活動に取り組みたい。主な活動としては,来年度も,①中学校区でのクリーンアップ光南台,②縦割り班でのなかよし活動,③各学年での甲浦なかよし隊の3つの活動を行う予定である。