2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 人権, 福祉

本校は、「多様な考えを認め合い,強い志を持ち,新しい価値観で行動できる児童の育成」を学校理念として、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通してコミュニケーション能力・他者と協力する力の育成を目標とした。

具体的には,人権教育,福祉教育,防災教育を柱に,①人権教室,②福祉体験活動,③防災学習に取り組んだ。

①人権教室

市内人権擁護委員の方を講師にお招きし,3・4年生を対象に「いじめ防止のために守ること」を学習した。「ふわふわ言葉」「ちくちく言葉」の具体を委員の芝居で学び,その後ペアになってお互いの良いところを伝え合う活動を行った。相手にとって気持ちの良い言葉を掛けることで,持続可能な社会づくりのために「一人一人を大切にする力」を育むことができた。

②福祉体験活動

コルジャ仙台ブラインドサッカークラブの方を講師にお招きし,5・6年生を対象に「ブラインドサッカー体験」を行った。アイマスクを使ってグループでつながって歩いたり,鬼ごっこをしたりする活動をとおして,視力に障害を抱えている方の苦労やコミュニケーションの大切さ実感した。この活動から障害者の方にどのような支援をすることが大切なのかを考えることができた。

③防災学習

6学年の修学旅行では,東日本大震災で被災した地域を訪れ防災について学んだ。震災遺構になっている小学校や観光遊覧船の担当者から震災当時の様子を直接伺い,自然災害の脅威を肌で感じ,防災に対する意識を高めることができた。この活動をとおし,自然災害から自分や家族・地域の人々を守るために自分達に何ができるかを考えることができた。

来年度の活動計画

今年度と同様に,主に3つの活動を中心に計画している。

・人権に関わる学習 対象は低学年や中学年で計画している。人権養護委員を講師にお招きし,いじめ防止についての学習を予定している。

・福祉に関わる学習 対象は高学年で計画している。社会福祉協議会の支援をいただき,総合的な学習の一環として,車いす体験や視覚・聴覚障害者体験などの学習を予定している。