2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 人権, その他の関連分野

本校は「コミュニケーション力を高め,自らの生き方を考える子どもの育成」を学校理念として,ESDを「自分らしさが発揮できる楽しい学校づくり」と捉え,ESDの実践を通してコミュニケーション能力・生きる力の育成を目標とした。具体的には,環境教育,食育,地域の伝統文化を柱に,

①EM菌培養作業に係わる活動,②食育に係わる教育,③地域の伝統文化に係わる学習を行った。

具体的には,環境教育,食育,人権教育を柱に,

①EM菌培養作業に係わる活動②食育に係わる教育,③人権教育に係わる学習を行った。
① EM菌培養作業に係わる活動

学習ボランティア「EMまどかクラブ」の皆さんに来ていただき,3・4年生によるEM菌培養作業を行った。この活動は,今年で8年目を迎える。EM菌を培養する目的は,汚れたプールに入れることで,プール清掃作業がやりやすくなり,また洗剤を一切使わないので環境保護にも役立っている。米ぬかを溶かしたお湯にEM菌を入れ培養を行った。その量は,ポリタンク12個分,ペットボトル30

本ほどになった。子供たちは,これを3週間温かい窓際に置き,毎朝,ふたを取ってはガス抜きをする作業を行った。

②食育に係わる学習

3・4年「おやつのとり方を考えよう」

 6年「成長期の食生活について考えよう」

校内のフリー参観日に,市の佐藤栄養教諭を講師としてお招きし,上記の内容で食べ物について指導を受けた。3・4年生は,子供たちが日ごろよく口にするおやつや飲み物を例にあげ,糖分や油分や塩分の実際の量を確認することで,おやつの食べ過ぎに注意することやご飯をしっかり食べることの大切さに気付くことができた。6年生は,体をつくる今の時期に必要な栄養素は何かを,カロリー摂取量を目安に毎日食べるとよい食品を例に取り,バランスのよい食事について考えた。グループワークも取り入れ,これからとるべきバランスのよい食事について主体的に取り組むことができた。

③人権に係わる学習

人権啓発活動地方委託事業の一環として「人権の花運動」に参加した。全校児童がグループごとに協力しながら,マリーゴールドの苗を植え育てることをとおして,生命の尊さを実感し,その過程で豊かな心が育ち,優しさと思いやりと思いやりの心を体得することができた。植栽後も委員会児童を中心に,花の管理を行った。

さらに,市内人権擁護委員を講師に,民生児童委員もお迎えし3・4年生を対象に「いじめ防止のために守ること」を学習した。映像を見て登場人物の行動から自分事として考え,いじめにあわないために,いじめを目撃したら,いじめにあってしまったら自分はどのように行動すればよいのかをフリートークした。中でも『3つの勇気』として,「告げる勇気」「立ち向かう勇気」「逃げる勇気」が大切だと共通理解できた。

来年度の活動計画

今年度と同様に,主に3つの活動を中心に計画している。

〇 EM菌培養作業に係わる活動

  4月中旬に,地域の学習ボランティアの協力でEM菌培養作業を行う。参加児童は3・4年生とする。

〇 食育に係わる学習

  市内栄養教諭を講師に,食育についての学習を行う。対象学年は,低学年と高学年を予定している。

〇 人権に係わる学習

  人権擁護委員を講師に,いじめ防止についての学習を行う。対象学年は低学年と中学年を予定している。