2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 貧困

2020年度は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、思うように活動が行えませんでした。しかし、2021年度は感染予防対策をしっかり行いつつ、ユネスコ委員会のメンバーも一新し、活動を行いました。ここでは主な4つの活動を紹介します。

① 届けよう、服のチカラプロジェクト(2021年6月18日~11月30日)

ファーストリテイリング株式会社が取り組む、古着を回収し、難民の皆さんに古着を届けるというプロジェクトです。今年の古着回収目標数は前回の765着を越える1500着を目標に掲げました。目標を達成するため、本校近隣の団体や保育園・小中学校だけではなく、ユネスコ委員会メンバーの出身小中学校や保護者様の職場などにも幅を広げ、11もの団体や保育園・小中学校に協力して頂きました。その結果、目標を大幅に越える9604着(段ボール74箱)の古着を集めることができました。

② ペットボトルキャップをワクチンに!(2021年4月30日)

本校では常時、分別してゴミを捨てる活動に力を入れています。回収したペットボトルキャップを「認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会」を通じて寄付させて頂きました。このペットボトルキャップがポリオ(脊髄性小児麻痺)とBCG(結核)のワクチンとなり世界の子どもたちに届けられます。

※ ゴミの分別とペットボトルキャップを集める活動は常に行っています。

③ 高校生カンボジアオンラインスタディーツアー(2021年8月21日)

公益財団法人日本ユネスコ協会連盟主催高校生カンボジアオンラインスタディーツアーの参加15校のうちの1校に本校が見事選ばれ、実現しました。日本ユネスコ協会カンボジア事務所や寺子屋、寺子屋で学習している14歳の女の子の自宅と中継を繋ぎ、カンボジアと日本の生徒との質疑応答を通して、カンボジアの現状や諸課題について考える貴重な時間となりました。

④ 学校周辺地域清掃(適時)

ユネスコ委員会のメンバーが2チームに分かれて、学校周辺を掃除しています。掃除をしてもなかなか減らないタバコのポイ捨てや缶、ペットボトルなどのゴミに気づき、環境への意識も高まっています。

今年度のユネスコ委員会は、活動することの意義や目的をしっかり考え、さらには活動後の振り返りに時間をかけ、一つひとつの活動を丁寧に進めています。海外研修やスタディーツアーを実施することが難しく、コロナ渦で活動できることが制限されていますが、これからも「自分たちにできること」を考え、実践していきます。

来年度の活動計画

1.現在行っている活動は継続して実施する。

2.海外研修やスタディーツアーを状況を見て実施したい。

3.ユネスコスクール同士の活動を何か具体的に実施していきたい。