2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 健康, 食育

本校では「探求と創造 人間力の駒沢中」を学校理念として、ESDを人間教育と捉え、ESDの実践を通して「人や社会・自然とかかわり、行動する力」の育成を目標として、①国際理解教育、②伝統文化、③人権教育、④環境教育、⑤防災教育、⑥キャリア教育、⑦オリパラ教育にかかわる学習を行った。

 

①国際理解教育

  世界のさまざまな地域での人々の生活の現状を考える機会として、「救缶鳥プロジェクト」の活動に取り組んでいます。

 

②伝統文化・食育・世界遺産

  世田谷区独自の教科「日本語」に関連して、第3学年は日本の食文化についてあらためて考え、「食育」を推進しました。また、歌舞伎鑑賞教室、運動会における「よさこい」「ソーラン節」、校外学習における「落語体験」等を通して、伝統文化に関する感心を高めました。第1学年では、河口湖移動教室に向けた事前学習・現地学習・事後学習により、世界遺産・富士山の学習を行いました。

 

③人権教育

  本校の研究テーマに「人権教育」を取り上げ、いわゆるLGBTに関する授業、障がい理解授業、デートDV防止についてなど、人権尊重教育を推進しました。生徒たちは生きることや多様性について学び、人権について深く考えました。また、「いじめ防止プログラム」やいじめゼロチームを発足させ、子どもの人権についても実践的に課題解決に向けて取り組みました。

 

④環境教育

  本校にある緑地「タンチ山」という森にビオトープを整備しています。理科の実習などを行うとともに、近隣の保育園児や区内のウオーキングクラブが散策に来るなど、生徒だけでなく地域の方々もいつでも自然に触れることができるようにしています。1・2年生を中心に年2回、ビオトープの環境調査や補修作業を行っています。

 

⑤防災教育

  全校生徒と保護者、地域の方々や消防署が参加する合同防災訓練を行いました。この訓練を通して、生徒は自分たちの住む地域の防災に関する準備の実態を理解し、地域防災の意義について考え、防災に対する意識を高めることができました。避難所運営訓練では、避難所の設置や運営に関する知識を深めました。地域の方々と協力して主体的に活動する場面を設定することで、地域の中で生活していることを自覚し、地域を大切にする心を育むことができました。

⑥キャリア教育

 キャリア学習では大学授業体験、職場体験学習、NIE等の学習を通して生徒たちが将来について学び、考えることができました。持続可能な社会の実現を目指して、自分たちがどのようなキャリアを進むのかを考えることができました。

⑦オリンピック・パラリンピック教育

 今年は、全日本代表経験者のバスケットボール選手を招き、全校生徒を対象に講演会を開きました。夢を持ち、あきらめない心や挑戦する心を育みました。

来年度の活動計画

1 防災教育
○地域合同防災訓練(3月)


2 人権教育
○障害理解教育(12月人権週間・障害者週間で実施)

  ○LGBTを題材とした教科・道徳の授業(主に12月)

  ○デートDV、性教育(3月)


3 国際理解
○留学生を招いた授業(未定)


4 環境教育
○ビオトープの活用(通年)

  ○落ち葉はき等の地域清掃ボランティア(7月・11月)

5 伝統文化・世界遺産・食育

  ○教科「日本語」日本文化領域の学習(第3学年)

  ○食育カレンダーの作成と掲示(家庭科)

  ○移動教室(1年)富士山 5月

  ○修学旅行(3年)京都・奈良の世界遺産 9月

  ○校外学習(2年)江戸東京の歴史 2月