2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

①  スーパーグローバルハイスクール(SGH)に係わる活動

1学年は3月の海外研修(シカゴ、シドニー、シンガポール/マレーシア)に向けて南魚沼市の特徴や特産品などをグループで調べた。オーラルコミュニケーションを活用し、英語でプレゼンテーションの練習をした。姉妹校等を訪れた際、実際にプレゼンテーションを行い交流を深めた。

2学年はグループごとに地元の課題解決をするため、ディスカッションやフィールドワークをおこなった。予算や解決方法が現実的なのか、訪問先の企業や市役所の担当者の方から様々な意見をいただいた。

3学年は今までの活動に関して、その取り組みや成果、課題を、各自で英語論文にまとめた。

SGH「魚沼学」の一環で、田植え、草取り、稲刈りをおこなった。地域の基幹産業である稲作についてより深く学び、勤労・収穫する喜びを体験した。また、働くことの意義・食料の大切さ・自然の豊かさ・環境問題などを身をもって、考える契機となった。

②  国際理解に係わる教育

・コミュニケーション英語の授業を通し、英語でディスカッション・プレゼンテーションをおこなった。批判的思考でものごとを深く考えることで世界の情勢や日本と他国との関係についても興味を持つようになった。

・アメリカのユタ州の学生との交流や日本の文化紹介のプレゼンテーションを通して、異文化を理解するだけでなく日本の文化を再認識した。

③  ユネスコ部の活動

・ユニクロの「届けよう、服のチカラプロジェクト」に参加した。難民問題について学び、子ども服の回収活動を行った。近隣のこども園・小学校とも協力をし、2,025枚を送ることができた。

・海外の生徒が来校した際、英語で日本文化や学校紹介のプレゼンテーションを行った。また、日本文化に関するゲームや企画を一緒に楽しんだ。

・文化部発表会で中国語・フランス語・韓国語の入門講座を生徒主体で行った。

・ユネスコ世界寺子屋運動の協力のため、「書きそんじハガキキャンペーン」に参加し、265枚のハガキを回収して寄付した。

④  ボランティアに係わる活動

・市内の総合支援学校のイベントの運営サポートや、海外留学生に地元の毘沙門堂の

ツアーガイドボランティア、橅の植樹活動などに多くの生徒が積極的に参加した。

・「琴りんピック2018」のボランティアとして、海外から参加した団体の通訳やサポ

ートを行った。

来年度の活動計画

・県内や魚沼の地元企業についてグループワークを通して批判的思考力・論理的思考力・プレゼンテーション能力を養う。

・大学の専門家、地元自治体・企業の実務家等による講義を受けたあと、4~5人

のグループに分かれ、魚沼の魅力や課題についての調査やフィールドワークを実施し、その結果をまとめる。

・アメリカ、オーストラリア、アジアにおいて、フィールドワークを行うとともに、現地の高校生または大学生に対して世界的な課題や社会問題における取り組みについてアンケート調査をする。

・海外研修で得たフィードバックを踏まえて魚沼の地域課題について考え、解決策を模索する。地元企業・団体や大学研究室を訪問するフィールドワークを行い、情報を集めるとともに、自らが考えた魚沼の地域課題を解決するプランについてアドバイスをもらう。

・世界の地域課題に関する英語論文を完成させ,報告書にまとめる。