2018年度活動報告
本年度の活動内容
その他の関連分野
本校は、「一部活一ボランティア」を活動テーマとして、ESDを学校で学んだり身に付けたりした力を、人のために役立てたり、確かめたりすることと捉え、ESDの実践を通して、生徒一人一人が地域の人々への貢献感を実感したり、協力して生きていこうとする共生力を育成したりすることを目標とした。
具体的には部活動や学級でのボランティア活動を柱に、①地域清掃ボランティア、②「飛騨史料」※2のデジタル化ボランティア、③地域行事への協力ボランティアなどを行った。
① 地域貢献ボランティア活動(清掃活動・施設訪問)
地域の公共施設のゴミ拾いや草刈りなどを各学級で行った。具体的には国府駅周辺や歩道橋、市役所の支所周辺、通学路にある橋や跨線橋、文化財に指定されている寺院などの場所から各学級で選んで清掃ボランティアを行ったり、老人施設の訪問を行ったりした。
② 「飛騨史料」※2のデジタル化ボランティア
「飛騨史料」をデジタル化する手伝いをすることで、国府の歴史について興味や関心を深めると共に、その保存や活用のための一役を担ったという喜びを感じた。※2飛騨史料:国府の郷土史家、岡村利平(1864-1933)が編纂(へんさん)した。飛騨史料は185冊あり、飛騨に関する石器時代~明治22年までの史料を書き写して編集したもの。飛騨地域全体の歴史研究にとって貴重な財産であり、その活用のため国府史学会によってデジタル化が進められている。
③ 地域行事への協力ボランティア
高齢者の多い国府町文化展の後片付けで、若い力を生かし、パネルの撤去や運搬を手伝うことで、地域の方々に喜んでもらい、地域のために自分にできることがたくさんあることを知った。また、全国から参加者が集まる飛騨高山ウルトラマラソンでは、国府町内のエイドステーションで声援を送り、ランナーを勇気づけた。
来年度の活動計画
(6月・11月)
地域清掃ボランティア
地域の公共施設のゴミ拾いや草刈り、雪かきなどを行う。
(5月)
飛騨高山ウルトラマラソン応援ボランティア
部活動でマラソンランナーへ声援を送り、激励する。
(8月)
「飛騨史料」※2のデジタル化ボランティア
国府の歴史の保存や活用のための一役を担う。
(11月)
「国府町文化祭」の後片付けボランティア
町文化展の後片付けで、パネルの撤去や運搬を手伝う。
その他にも、地域行事での吹奏楽部の演奏ボランティアや学年合唱披露など、地域に貢献する場を計画している。