2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

平和, 人権, 福祉

本校は、清見あったか子育て会議(清見地区学校運営協議会)・清見保育園・清見小学校と協働し、「地域・家庭・学校がひとつになって『真に強い子』を育てる わがふるさと清見」を活動テーマとして、「自他のよさを認め合い、誰に対してもやさしくできる清見の子」の育成を目標とした。

具体的には、清見小学校と協働した学習部会・仲間部会、さらに地域と連携した地域部会の活動を柱に、①教科や道徳の時間における人権教育の推進、②特別活動における人権教育の推進、③地域社会における人権教育の推進 に取り組んでいる。

 

①教科や道徳の時間における人権教育

教科指導では、「認識力」「自己啓発力」「行動力」のつけたい3つの力について、本時にはどのような学習活動を通してどの力を身に付けるのかを明確にした授業を行っている。また、17の人権課題についての認識を深めるために、教科や道徳の中で取り上げるようにしている。

 

②特別活動における人権教育

清見中学校には、「生徒会人権宣言」がある。この人権宣言を核として、生徒がお互いの人権を尊重し、お互いが気持ちよく生活できる学校づくりに取り組んでいる。生徒会が主体となって行う集会では、この生徒会人権宣言の朗唱を行っている。

特別活動や総合的な学習の時間においては、様々な人権課題についての学習を行っている。1年生は高山市内の施設を訪問し、施設における福祉対策について学んだ。3年生は平和学習を行った。また、「折鶴プロジェクト」を企画し、新型コロナウイルスに負けないよう5670羽(コロナゼロ)を目標にし、地域の方々と共に鶴を折り、それらを用いて色紙やパネルを作成し、地域の各所に贈呈し、感染予防を働きかける取り組みをした。

また、人権教育特別講師として、日本舞踊家の花柳琴臣氏を招き、保小中児童生徒を対象に、礼儀作法などの指導を受けた。

 

③地域社会における人権教育

平成30年11月に「清見町人権尊重のまち宣言」が策定され、各町内の公民館や施設に人権宣言パネルが配布され、集会時などで朗唱されるようになり、地域社会における人権意識の向上に努めている。

地域の方が中心となって、「地域の大人が子どもの安心安全を守る活動」に取り組んでいる。保護者を中心としたスクールサポーターによる児童生徒の登校の見守りや清見っ子安全サポーターによる見届けを行った。

11月に人権タウンミーティングを開催した。小学5・6年生、中学生、清見あったか子育て会議(学校運営協議会)のメンバーが集まり、「コロナ禍に生きる私たちと人権」をテーマに少人数交流を行った。また、新型コロナ感染防止対策の一つとして、少人数交流を行う教室を分ける、全体交流はZoomを使って行うなどの工夫をした。

来年度の活動計画

〔清見あったか子育て会議〕

○人権タウンミーティングにおいて、小中学生、保護者、地域の方との人権集会を開催し、地域ぐるみの人権教育を進める。

〔学習部会〕

・小中連携を通して、真に強い子を育てる授業づくり

〔仲間部会〕

・保小中連携を通して真に強い子を育てる仲間づくり

〔地域部会〕

・真に強い子を育むために、地域ができることを地域の知恵と地域の力で