2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校は、中学校区にある「清見あったか子育て会議(清見地区学校運営協議会)」「清見保育園」「清見小学校」と協働し、「地域・家庭・学校がひとつになって『真に強い子』を育てる わがふるさと清見」を活動テーマとした教育活動に取り組んでいる。それを受けて、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野(①地球市民および平和と非暴力の文化、②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル、③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重)のうち、特に分野①を通して「自他のよさを認め合い、誰に対してもやさしくできる清見の子」の育成を目標とした。具体的には、「教科や道徳の時間における人権教育の推進」「特別活動における人権教育の推進」「地域社会における人権教育の推進 に取り組んでいる。
まず、道徳の学習時間を中心に17の人権課題について考え、「認識力」「自己啓発力」「行動力」の3つの力を子どもたちが身につけるために、子ども自らが問いをもち、対話し議論し、思考する授業を行っている。次に、特別活動においては様々な人権課題についての学習を行っている。特に、清見中学校には、「生徒会人権宣言」があり、この人権宣言を核として、生徒がお互いの人権を尊重し、お互いが気持ちよく生活できる学校づくりに取り組んでいる。いじめの問題や人間関係のトラブルが起きた時にも、この宣言を拠り所にして深く考えるようになっている。なお、生徒会が主体となって行う集会では、この生徒会人権宣言の朗唱を行っている。最後に、本校の地域では2017年11月に「清見町人権尊重のまち宣言」が策定されたことを契機に、毎年11月頃には「人権タウンミーティング」を開催している。今年は渡邉信二氏を迎え、いじめをテーマに、小学6年生、中学生、保護者、清見あったか子育て会議(学校運営協議会)のメンバーが集まり、少人数交流を行った。

来年度の活動計画

○2021年度の活動を継続する。
○小中学生、保護者、地域の方との人権タウンミーティング開催を継続し、地域ぐるみの人権教育を進める。
○地域の人とつながりを強くするために、地域の福祉や持続可能な伝統文化を深く知ることや、地域と連携した減災・防災教育を進める。