2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 人権, 福祉

 本校は、「地域・学校・家庭がひとつになって『真に強い子』を育てるわがふるさと清見」を活動テーマとして、ESDを持続可能な地域社会を形成するための人権教育の機会と捉え、ESDの実践を通して「真に強い子」(自他の良さを認め合い、誰に対してもやさしくできる清見の子)の力の育成を目標とした。

(1)全教育活動を通した人権教育の推進

・「真に強い子カード」を作成し、計画的な対話活動と評価活動を設定した。

・真に強い子の紹介を昼の放送や教室の掲示を利用して行った。

・舞踊家 花柳琴臣氏を特別講師にお迎えし礼法指導を行った。「相手を敬う心」「物や環境に対する感謝の心」「揃えることの意義」などを教えていただいた。

・清見小人権宣言、「一人一人が宝物 ニコニコあいさつで気持ちの良い1日を過ごす。あったか言葉を使いみんなを大事にする。」を意識し、「あいさつ」「あったか言葉」「もみじ掃除」に児童会で取り組みを行った。

(2)総合的な学習でのふるさと学習の推進

3年生 清見の自然 4年生 福祉学習 5年生 米作り体験 6年生 高山、清見の良さを発信 地域の方を講師に迎え、ふるさと清見の良さを発見、発信する活動に取り組んだ。

 

(3)地域との連携

・人権の花運動

全校児童が花の寄せ植えを行い、コロナ禍でも、人とのつながりを大切にし、笑顔あふれる町にしようというメッセージを添えて、地域の各所に届けた。

・人権タウンミーティング 11月26日(木)

児童生徒、地域の方が集い、コロナ禍での偏見、差別について小学校5,6年生と中学生、学校運営協議会の方々が話し合い、人権意識の向上を目指した。

人権タウンミーティングで学んだことをもとに、後日全校道徳を行った。

・ワンダフルKIYOMI

6年生の総合的な学習では、町の観光協会との共同事業として、飛騨牛について学び、自分たちが考えたメニューをプレゼンする「ワンダフルKIYOMI」を行った。道の駅「ななもり」でそのメニューの販売を検討している。

来年度の活動計画

次年度もこれまでの実践の上に人権教育を柱とした取り組みを推進していく。

(1)全教育活動を通した人権教育の推進

・学力の保証こそが子どもにとって大切な人権教育であるという考え方に基づき、「できた、分かったという楽しい授業づくりに取り組む。

・「真に強い子」を学校、家庭、地域が共通理解して進めていく。「清見小人権宣言」を大切にしながら評価活動や対話活動を進めていく。

・礼儀作法について特別講師を迎え推進していく。日常生活の中での「相手を思いやる気持ち」につなげた指導を行っていく。

(2)総合的な学習でのふるさと学習の推進

これまでの学習を大切にしながら、さらに地域の人材を活用して学びを深め、ふるさと清見に誇りを持てるような活動に取り組む。

(3)地域との連携

来年度も、コミュニティスクールとして保護者、地域との連携をさらに深め、人権教育を町全体で取り組んでいく。人権タウンミーティングを継続し、広く地域に学校の取組について知っていただくと共に、さらに地域全体で人権について考えていける対話活動や取り組みを進めていく。