2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 人権, 福祉

本校は、「地域・学校・家庭が一つになって「真に強い子」を育てる わがふるさと清見」を活動テーマとして、ESDの取り組みを持続可能な地域社会を形成するための人権教育の機会ととらえ、ESDの実践を通して「真に強い子」(自他のよさを認め合い、誰に対してもやさしくできる清見の子)と、そのための資質・能力の育成を目標とした。

(1)全教育活動を通した人権教育の推進

・「真に強い子カード」(個別の目標、振り返り、歩みを可視化)を活用し、計画的な対話活動と評価活動を設定した。

・清見小人権宣言「一人一人が宝物 ニコニコあいさつで気持ちの良い1日を過ごす。あったか言葉をつかい、みんなを大事にする。」を意識し、「あいさつ」「あったか言葉」「もみじ掃除」について、児童会で取り組みを行った。

(2)総合的な学習の時間でのふるさと学習の推進

・3年生「清見の自然」、4年生「福祉学習」、5年生「米作り体験」、6年生「清見のもったいない」をテーマに、地域の方を講師に迎え、ふるさと清見のよさを発見、発信する活動に取り組んだ。

(3)地域との連携

・人権タウンミーティング(清見小中合同) 11月12日(金)

児童(5・6年)生徒、地域の方が集い、いじめや差別、偏見(特に傍観者)について話し合い、人権意識の向上を目指した。講師に、渡邉信二氏(一般社団法人ここから未来 アドバイザー)を招き、講演と助言をいただいた。(話し合いで学んだことをもとに、6年生が中心となって、後日全校道徳を実施した。)

・ワンダフル KIYOMI ほかほか

6年生の総合的な学習の時間では、清見観光協会が主催する「ワンダフル KIYOMI ほかほか」に参加し、清見の魅力を発見し、そのよさを生かす活動を行った。フィンランドに留学中の日本人大学生とオンラインで交流したり、地域で使われていない「もったいないもの」を生かしたりする体験を行った。

来年度の活動計画

次年度も、これまでの実践をもとに人権教育を核とした取り組みを推進していく。

(1)全教育活動を通した人権教育の推進

・どの子にも確かな学力を身に付けるための学びを保障すること。これこそが大切な人権教育であるという考えに基づき、「できた」「分かった」を大切にする、楽しい授業づくりに一層取り組む。

・「真に強い子」そのために必要な資質・能力を、学校・家庭・地域が共通理解を図って取り組みを進める。また、「清見小人権宣言」の取り組みを工夫していく。

・コロナ禍の中でも、できる範囲で礼儀作法の学習を進める。「相手を思いやる心」につながるようにする。(日本舞踊家を特別講師に招く予定)

(2)総合的な学習の時間でのふるさと学習の推進

・これまでの学習活動や財産を生かし、さらに地域の教育資源や人材を活用して学びを深める。ふるさと清見に誇りをもてるような活動に取り組む。

・地域の活性化のために、地域のよさを発信する活動を充実させていく。

(3)地域との連携

・来年度も、コミュニティスクールとして家庭、地域との連携をさらに深め、人権教育について清見町全体で取り組んでいく。人権タウンミーティングを継続し、地域全体で人権について考える対話活動や取り組みを推進する。