2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

エネルギー, 環境, 国際理解

① エネルギー問題に関わる活動

3年前から校舎への遮熱のため、ゴーヤを栽培し電力消費の削減を試みています。今年は、校内外の清掃活動の一環として集めた落ち葉でたい肥を作り、ゴーヤ・さつまいもの栽培を行い、地産地消を試みました。

② 環境問題に関わる活動

3年から引き続き、隣接する竜が山でフィールド学習として活用し、神戸層群の堆積岩の観察や植物の遷移について調査しました。

③ たねだんご(たくさんの花の種を混ぜ入れた泥だんご)を作り、地域の方に配り、地域で植物を育てる活動に貢献しています。同時に、花を介した地域との交流を図っています。その様子を神戸市須磨区社会福祉協議会のH Pに掲載していただきました。

http://suma-shakyo.or.jp/cms/topics/

④ 難民問題に関わる活動~服プロジェクト~

ユニクロのご協力のもと、1年生全員で難民の現状について学び、難民に古着を届ける「服のチカラプロジェクト」を行いました。昨年度は、近隣小中学校にも協力をお願いしましたが、今年度は、コロナ禍のため近隣住民や近隣中学校に依頼せず、校内のみで行いました。」

 

⑤ SDGs理解

1年生はSDGsの理解の始まりとして、SDGsのHR、読書、フェアトレードに関する学習、レポート作成に取り組みました。2年生は、沖縄・八重山諸島への修学旅行を通して、環境について考えました。現地で取材を試みた生徒もいます。県内で行われた甲南大学リサーチフェスタに出場した生徒は、見事「ビッグデータ賞」を受賞しました。3年生は、英語でSDGsを深め、英語のみでSDGsコマーシャルを作りました。各学年SDGsの講演会を開催し、専門的な話を伺いました。

SDGs学習

⑥ 国際理解に関わる活動

台湾の高校(國立善化高級中学)とオンラインで交流を行いました。コロナ禍ではあっても国際交流と相互理解を図りました。

⑦ 模擬国連

第14回全日本高校模擬国連大会にエントリーしましたが、今年度は惜しくも予選敗退の結果に終わりました。

⑧ 折り紙メッセージ

大阪府豊中市の高川小学校との交流を図り、相互に折り紙で絵画を作成しました。本校で作成した折り紙絵画は「一陽来復」と題した現代版アマビエです。「一陽来復」とは、冬が終われば春が来るように、逆境や不運の後には幸運がやってくるという意味です。出来上がった折り紙絵画を近隣の福祉施設で飾っていただきました。

来年度の活動計画

・オンラインを活用して海外の学校との交流を通して、国際理解教育の充実を図ります。
・ユニクロとの連携を図り、「服のチカラプロジェクト」を年間を通して行います。
・竜が山調査を継続、発展して実施します。
・地産地消を拡大し、地域社会との連携を行います。
・企業や行政等との連携を図り、実際的な課題を知り、解決に向けた貢献を行います。
・ユネスコスクールとの交流や協働プロジェクトの立案や実施を行います。
・SDGsの理解と高校生ができる貢献を考え、実践します。
・トビタテ留学JAPANへの応募やJICA等の取り組みへの参加を行います。
・模擬国連に応募し、世界の国々の状況理解に努めます。
・「高校生国際問題を考える日」への参加等、多くの人に意見を発表できる機会を設けます。