2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 持続可能な生産と消費

本校は、「エネルギー」「環境」「国際理解」を活動テーマとして、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野から①地球市民および平和と非暴力の文化②持続可能な開発および持続可能なライフスタイルの育成を目標とした。その実現のために授業や講演等さまざまな形でESD活動を行った。
「SDGsへのアプローチ」
総合的な探究の時間では、「SDGsへのアプローチ」を大テーマとし、17のテーマから各自の興味に応じて1つを選択し、世界に目を向け、解決すべき課題に対し考えを深めた。
先ずは「17のテーマを精査する」とし、貧困、飢餓、健康と福祉はどのくらい目標が達成できているかを調査し、平等について考を巡らせた。
一つの切り口として取り上げた途上国における妊産婦の死亡率からは現地における教育や医療・衛生管理が抱える課題を知り、それ等に対する取り組みについて意見を出し合いながら考えることができた。
・心の健康のための教育環境
・現地調達できる資材でダムを建設
・ELFARE~次世代を担う子どもたち~
・若年層の死亡事故を減らす
・飲酒・喫煙と健康
・フェアトレード
などについて互いの成果を発表し、活躍すべき若い世代は自分たちであることを再認識できた。

「土に還る食器でリデュース」
脱プラスチック、ゴミの減量化に努めリデュースに取り組み併せて、ゴミ廃棄時に排出されるCO2排出量も削減されることから地球温暖化防止に寄与することを目的とした取り組みを行った。
ユネスコアシストプロジェクトの助成金を活用し、北須磨祭(文化祭)の3年次の食品模擬店で使用する食器は「土に還る食器」を使用することとした。2日間の実施中に土に還る食器・生ごみ・プラスチックゴミ分別方法を見直しながら生徒主体で活動を行った。感染症対策を工夫しながら課題に対し臨機応変に対応し満足度の高い文化祭となった。土に還る食器を使用したが埋めたものの、野犬などに掘り返され2度埋め直したが埋める場所は想像以上に広く深く準備する必要があった。
文化祭での取り組みは、本来であれば、昨年度実施予定であったがコロナの影響により、今年の実施となった。
土に還る食器写真

「服のチカラプロジェクト」
【概要】
地球市民および平和と非暴力の文化に寄与すべく「“届けよう、服のチカラプロジェクト”」に参加した。
【今年度活動内容】
・校門前に回収箱を設置し、装飾を施す。
・近隣の施設・学校に回収箱を設置する。
→北須磨保育センター、竜が台保育所、神戸市立竜が台小学校、神戸市立南落合小学校、神戸市立友が丘中学校、神戸市立須磨翔風高等学校のそれぞれに、10月31日~11月11日まで設置。
・大丸須磨店にて11月4日、服の回収を呼び掛ける生徒有志がビラを配布。11月8日、服を回収。
・10月27日・28日、名谷駅にて「本取り組みについて」・「校門前の回収箱について」書いたビラを配布。
・古着アートを作成し、11月12日オープンハイスクールに参加した中学生や保護者のみなさんに披露。

来年度の活動計画

引き続き、「エネルギー」「環境」「国際理解」を活動テーマとして、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野から①地球市民および平和と非暴力の文化②持続可能な開発および持続可能なライフスタイルの育成を目標とし、その実現のために授業や講演等さまざまな形でESD活動を行う。