2019年度活動報告

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本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解

本校の立地する周辺には、世界遺産熊野古道、紀伊山地の霊場とその参詣道、具体的には松本峠、浜街道、鬼ヶ城がある。その世界遺産の保全および古道ガイドの育成(熊野古道プロジェクト)と、南海トラフで発生するプレート型巨大地震および津波に備え、防災・減災教育を推し進める(防災プロジェクト)ことが、本校の活動目的である。
①熊野古道プロジェクトについて
熊野古道プロジェクトは、熊野古道松本峠および浜街道の清掃活動と保全、および古道ガイドの育成である。熊野古道には現在も国内外から根強い人気があり、高齢化の進む本地域では若者におけるガイド育成は重要な課題である。今年度は熊野古道世界遺産15周年を迎え、三重県東紀州振興課と共催で「熊野のミリョクみつけよライ」というイベントを行った。高校生が企画した7つの熊野探索コースを高校生がガイドするものである。12月14日(土)、木本高校生37名+一般参加者84名で熊野古道松本峠、浜街道、鬼ヶ城を含む7つのコースを歩いた。参加者には三重大学外国人留学生、ALT、海外からの一般参加者も得た。歩いた後は木本高校で高校生、参加者ともに交流会を行った。
②防災プロジェクト
学校時および登校時を想定して避難訓練を行った。学校時においては、学校の裏山三カ所に学年ごとに避難訓練を行い、3年間で3カ所の避難場所を覚える取り組みを行っている。また、登校時を想定して通学路から避難できる避難場所を、街歩きを行いながら実際に足を運び、その避難経路の是非を後日ホームルームで検討した。今年度は、IVUSA(国際ボランティア学生協会)と交流して、防災・減災教育をテーマとしたワークショップを1学年対象に行った。
③熊野地域学
三重県熊野農林事務所と協力して、ふるさとを知り将来地域に貢献できる人材づくりを目的とした熊野地域学講座を設定し、今年度は6回の講演会を実施した。また、三重大学による東紀州サテライトを活用して同様の講座を年3回設定した。いずれも、東紀州の再発見、地域の産業や文化・歴史を知る、地域で活躍する人を知るという内容である。また、地元の開催する「熊野サミット」に参加して地域や大学生との交流を行った。

来年度の活動計画

本校は世界遺産熊野古道に隣接すると同時に、熊野灘・七里御浜まで数百m、海抜6.7mに学校が建っているため、巨大地震における津波や集中豪雨などの災害が身近に起こる環境下にある。また少子高齢化の進む中、ふるさとに生きる喜びと誇りを持つ若者の育成が必要と考える。2020年度も引き続き、熊野古道・防災プロジェクトおよび国際交流をテーマとして同様の活動を進めていく。熊野古道プロジェクトでは、外国人留学生との古道歩きはもちろんのこと、昨年度実施した熊野古道ガイドや街歩きなど地域とともに造り上げるイベントを開催したい。防災プロジェクトでは、避難経路の把握や検討だけでなく、防災マップの見直し、地域住民と一緒になって行う防災ワークショップの開催等を来年度の活動に加えたいと考える。