2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉

① 外国の文化を知る活動(国際理解教育講演会)

福岡県国際交流協会から講師を招聘して、外国の文化に触れる活動を行った。今年度は、マンダルワさん:中国(内モンゴル出身)に来校していただき、プレゼンでの写真を活用して内モンゴルの衣食住等について話をしていただいた。また、馬頭琴の演奏を聴くことができた。さらに、モンゴル語の「こんにちは」を事前学習していたことで、多くの生徒とマンダルワさんと交流をさらに深めることができた。

② 人権教育の取組(人権一人芝居)

子どもの学び館 代表取締役 福永 宅司 様をお招きして、人権一人芝居「もも子」を鑑賞した。本校では、16年連続で実施している取組である。この取り組みを通して、主人公の生きる姿を生徒は自分自身に重ねながら考えることができた。生徒一人一人の自己肯定感の向上につなげていきたい。

③ 国際貢献に係る活動(ユニクロと連携した「服のチカラ・プロジェクト」の取組)

ユニクロの方をお招きし、服プロジェクトの意義やその活動の様子を聞いた。服プロジェクト実行委員会を組織し、全校生徒への呼びかけや服の回収作業を行った。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、昨年度まで地域に呼びかけを自粛していたが、ある程度は呼びかけを広げることができた。実行委員の生徒は昨年以上の多くの服が回収されたことで満足していた。

④SDGsについての発表「いまできること」

SDGsにあるそれぞれ達成目標から生徒一人一人が興味関心のある目標を設定し、調べ学習を行った。北九州市内にある環境ミュージアムを訪れ、調べ学習をより充実したものにして行った。そして、調べたことをプレゼンにまとめ、その目標達成のために自分ができることを学年代表生徒が全校生徒や保護者の前で発表した。

⑤高齢者福祉体験

福岡県介護福祉会の協力を得て、介護福祉について学ぶとともに高齢者福祉体験を行った。体験を通して日ごろあまり感じることのない思いを多くの生徒が持つことができた。また、相手の気持ち・立場を考えるきっかけともなり、自分自身の生活を振り返る生徒もいた。

来年度の活動計画

来年度の活動計画

令和5年度の活動としては、本年度までの活動実績を基盤としながら、以下の5つの活動を柱として内容をさらに深化・充実させていく予定である。

1、日本に滞在する外国人との交流に係わる取組
JICA研修員との交流会で、日本の伝統的な文化を外国人研修員に伝える活動を通して、異文化の視点で考える力や行動力を育成する。

2、外国の文化を学ぶ取組
福岡県国際交流協会の講師による講演会を実施する。外国の文化や社会について広く深く学ぶことで、異文化を受け入れる態度を養う。また、貧困や環境など世界レベルの様々な課題について知り、積極的に解決しようとする態度を養う。

3、国際貢献に係る取組
ユニクロと連携した「服のチカラ・プロジェクト」の活動を再開する。この活動を通し、貧困や難民問題等の知識を身に付けるとともに、他と協力して世界の平和や福祉に積極的に貢献しようとする積極的な態度を養う。

4、人権教育についての取組

身近な「人権」について考えさせるとともに、これからの日常生活において、自分や周囲の「人権」を尊重して生活していく態度を育成する。

5、北九州市の環境問題対策についての取組
北九州市が歩んできた公害対策や循環型社会づくりなどについて学び、本市に対する郷土愛を深めるとともに、市民として社会参画の意識を深める。